リオオリンピックの戦友カイリーとデュラントらが所属するネッツ入りは微妙?
8月15日(現地時間14日)、現地メディア『SNY』はフリーエージェント(FA)のカーメロ・アンソニーがブルックリン・ネッツとのワークアウトならびにスクリメージに参加していると報じた。
同メディアのイアン・ベグリー記者が、ロサンゼルスで行われているネッツの選手たちのワークアウトとスクリメージにカーメロが加わっていると報道したのだが、ネッツがカーメロに対してどれほど関心を持っているかは不透明だという。
ヒューストン・ロケッツの一員として昨季開幕を迎えたカーメロだったが、昨年11月上旬を最後にチームと決別。その後シカゴ・ブルズへとトレードされたものの、解雇されて制限なしFAとなったまま、NBAチームと契約できずに約半年が経過した。
昨季2015年以来初となるプレーオフ出場を果たしたネッツは、今夏のFA戦線でカイリー・アービングやディアンドレ・ジョーダン、ウィルソン・チャンドラー、ギャレット・テンプル、トレードでトーリアン・プリンスを獲得したイースタン・カンファレンス有数の戦力を誇る注目チーム。
現役トップのスコアラーと言っても過言ではないケビン・デュラントも加えたのだが、昨季のNBAファイナルでアキレス腱を断裂したため、今季は全休になる可能性が高い。そのため、ベンチから得点力をもたらす選手として、カーメロ獲得に興味を示しているのかもしれない。
とはいえ、ネッツのフロントコートにはプリンスやチャンドラーをはじめ、ジャレット・アレンやロディオンス・クルッツといった若手がおり、3年のNBAキャリアを持つヘンリー・エレンソンとも2ウェイ契約を結んでおり、カーメロと契約しなくても十分なローテーションを組むことができる。
カーメロは2016年のリオデジャネイロ・オリンピックでアメリカ代表として優勝しており、自身3個目の金メダルを獲得。カイリーとデュラント、ジョーダンは当時のチームメートであることから、今回のワークアウトに招待されたのかもしれない。
35歳のカーメロにとって、現役でプレーできる時間は着々と短くなっている。はたして、カーメロは今季NBAという世界最高のリーグでプレーすることができるのだろうか。引き続き、注目していきたいところだ。