2019.07.28

KD不在ながら今季のネッツに自信を見せるチャンドラー「僕らには必要なすべてがある」

チャンドラーは昨季、シクサーズとクリッパーズでプレー[写真]=Getty Images
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「カイリーだけでなく、周囲にいる選手たちも本当にいいんだ」とチャンドラー

 7月1日(現地時間6月30日)、フリーエージェント(FA)戦線初日に大きな話題をさらったのはブルックリン・ネッツだった。

 プレーヤーオプションを破棄して制限なしFAとなったKDことケビン・デュラントカイリー・アービングという今夏のトップFAを同時に獲得してリーグを席巻。

 さらに、ディアンドレ・ジョーダンやギャレット・テンプル、ウィルソン・チャンドラー、デイビッド・ヌワバが加入。アレン・クラブとのトレードでトーリアン・プリンスも獲得しており、大幅な戦力アップに成功したと言えるだろう。

 昨季のNBAファイナルでアキレス腱を断裂してしまったデュラントが今季全休の可能性が高いものの、ロースターには昨季主力を務めたキャリス・ルバートスペンサー・ディンウィディージョー・ハリスジャレット・アレン、ロディオンス・クルッツが健在。魅力的なロースターを形成している。

2016年のリオ・オリンピックに出場した選手が3人そろった(左からデュラント、カイリー、ジョーダン)[写真]=Getty Images

 ここでは、7月28日(同27日)に現地メディア『HoopsHype』へ掲載された記事の中で、チャンドラーが今季のチームについて語っていたので紹介したい。

 キャリア12年目を迎えるチャンドラーは、両フォワードをこなすことができる206センチ102キロのベテラン。これまでのキャリアで4チームに所属したことがあるチャンドラーは、「KDを加えたことは僕らをかぎりなく向上させるものだった。でも彼は今シーズン全休することが濃厚だからタフなこと」と切り出すも、決して悲観してはいなかった。

「カイリーだけでなく、彼の周囲にいる選手たちも本当にいいんだ。彼らは得点できるし、ディフェンスもよく、アスレティックなんだ。僕らには自分たちに必要なすべてがある。だから今シーズン、僕らは(リーグ全体を)ざわつかせることができるんじゃないかな」。

カイリーの控えにディンウィディーがいるのは心強い。勝負どころでは両者がコートへ立つこともありそうだ[写真]=Getty Images

 今季の予想スターターはバックコートにカイリーとルバート、フロントコートにはハリス、プリンス、ジョーダンの5人。ベンチにはディンウィディー、テンプル、クルッツ、チャンドラー、アレンが控えており、十分戦える布陣となっている。

 昨季ネッツをプレーオフへと導いたケニー・アトキンソンHC(ヘッドコーチ)が、どのようなチームを作り上げるのか。今季のイースタン・カンファレンスにおいて、注目すべきチームなのは間違いない。

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