10年以上のNBA経験を持つハワード、ノア、スペイツ、ゴータットが獲得候補
8月13日(現地時間12日)、今夏フリーエージェント(FA)としてロサンゼルス・レイカーズと契約したデマーカス・カズンズが、練習中に左膝前十字じん帯断裂という大ケガを負った。
ジャベール・マギーと共にレイカーズのセンターとしてプレーすることが期待されていたカズンズは、このケガによって今季絶望になる可能性が浮上している。
そこでレイカーズは、カズンズの代役を探すべく、複数のビッグマンとワークアウトを行うことになるという。
リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、レイカーズは21日(同20日)にドワイト・ハワード(メンフィス・グリズリーズ)、ジョアキム・ノア(現FA)、マリース・スペイツ(現FA)らとロサンゼルスで個別にワークアウトを行うようだ。
ハワードは現在、グリズリーズに在籍しているものの、チーム側がレイカーズとの交渉を許可しており、グリズリーズを退団するのは時間の問題というのが大方の予想となっている。
キャリア15年を誇るハワードは33歳、キャリア12年のノアは34歳、キャリア10年のスペイツは32歳と、いずれもベテランで、ハワードとノアはオールスター選出経験と最優秀ディフェンシブプレーヤー賞(DPOY)獲得経験を持つ。
ハワードは昨季ウィザーズで9試合に出場して平均25.6分12.8得点9.2リバウンドをマーク。ノアは昨季途中にグリズリーズと契約し、42試合(うち先発は1試合)の出場で平均16.5分7.1得点5.7リバウンド2.1アシストを残している。
ペイントエリアを主戦場とするハワードはリング下における得点やリバウンド、ブロックなどが期待できるベテラン。ノアはハワードほどの得点力はないものの、ディフェンスやリバウンド面で献身的な働きができ、パサーとしても機能する器用さがある。
一方のスペイツは、一昨季にオーランド・マジックで52試合(うち先発は3試合)に出場して平均13.0分7.7得点2.6リバウンドに3ポイント成功率36.9パーセント、平均1.7本の成功数を記録。昨季は中国リーグ(CBA)でプレーしていた。
なお、別の情報筋によると、レイカーズはマーチン・ゴータットにも関心を示しているという。ゴータットはNBAキャリア12年を誇る35歳のビッグマン。昨季途中までロサンゼルス・クリッパーズでプレーしており、47試合(うち先発は43試合)に出場して平均16.0分5.0得点5.6リバウンド1.4アシストを残してきた。
ポーランド出身のビッグマンは、屈強な肉体を駆使した献身的なプレーが持ち味。オフェンスではスクリナーとしてチームメートのドライブをサポートしつつリング下で得点、ディフェンスではリバウンドやブロックなど裏方的な役割を黙々とこなす。
おそらく、レイカーズはここまでに挙げた4選手のいずれかと契約を結ぶことになるだろう。