
2019.01.08
12月23日(現地時間22日)に行われたロサンゼルス・クリッパーズとデンバー・ナゲッツによる一戦は、ホームのクリッパーズが132-111で圧勝。
クリッパーズはトバイアス・ハリスとダニーロ・ガリナーリがそれぞれ21得点、モントレズ・ハレルがベンチから20得点をマークする活躍で、ナゲッツの連勝を4でストップしてみせた。
この試合、ナゲッツは万能型ビッグマンのニコラ・ヨキッチがチームトップの19得点を挙げたものの、プレータイムはわずか20分37秒。第3クォーター途中でレフェリーに向かって叫んでしまい、この日2度目の問題発言とジャッジされて退場処分。
現地メディア『AP』によると、試合後もヨキッチはメディアへ口を開くことなく、そのまま会場を去っていったという。ナゲッツのマイケル・マローンHCはヨキッチについて「(レフェリーに対して何と言ったのか)聞かなきゃいけないな」と言い残していた。
そんな中、23日(同22日)に地元メディア『Los Angeles Times』に掲載された記事の中で、マーチン・ゴータットが興味深いことを話していたので紹介したい。
今オフにワシントン・ウィザーズからトレードでクリッパーズに加入したゴータットは、ポーランド出身の献身的なビッグマン。211センチ108キロという屈強な身体を活かし、スクリーンやディフェンス、リバウンドなどを堅実にこなすことで知られる選手である。
先発センターとして平均17.2分4.9得点5.8リバウンド1.5アシストを記録しているゴータットは、ナゲッツ戦で約20分出場し、4得点11リバウンド1ブロックをマークして勝利に貢献したのだが、マッチアップ相手のヨキッチについて、こう語っていた。
「彼はNBA史上最大のフロッパーだ。今季だけに限らず、NBAの歴史上において、最も大きなフロッパーなんだ。デカい身体なのに、しょっちゅうフロップしているんだ」。
フロッピングとは、相手選手と触れた時などに意図的に倒れてオフェンシブファウルを誘発する行為。NBAでは明らかにおかしいと判断されたフロッピングは罰金処分を科されることがある。
その一方で、体格差や身体能力の差が激しかったり、ファウルトラブルに陥れようとするテクニックの1つと認識している選手もいる。特にヨーロッパ出身、あるいはヨーロッパでプレー経験がある選手は巧みにこのテクニックを駆使してマッチアップ相手を惑わす。
2000年代序盤。キングスなどでプレーしたディバッツ(右)は、老かいなテクニックを駆使してシャック(左)を苦しめた[写真]=Getty Images
ヨキッチの場合は、リング下における攻防戦で相手のターンオーバーを誘発するかのようにレフェリーが見えないような角度から押してアウトオブバウンズにすることがあるようだ。ゴータットはセルビア出身のヨキッチについて、こう評していた。
「結局のところ、彼は豊富なスキルが備わった選手なんだから、毎回フロップする必要なんてまったくない。でも(フロッピングは)起きてしまうんだ。突然、彼は俺のことを押してアウトオブバウンズにしたんだ。彼が何か不満を言ったかって? そうなっただろ。それが現実なんだ。ファウルをコールされてしまうのさ」。
インサイドで地味な仕事を忠実にこなすゴータット[写真]=Getty Images
ゴータットの“演技力”もあったかもしれないが、ヨキッチは第3クォーター中盤にこの行為によりファウルを宣告されて激高。レフェリーに向かって叫んでしまい、これが2度目になったため退場となった。
ヨキッチはゴータットの発言についてもノーコメントを貫いており、その真相が明らかになることはなさそうだ。この試合で4本のターンオーバーも犯してしまったヨキッチは、ゴータットにしてやられたような気分だろう。
クリッパーズのドック・リバースHCはこのことについて聞かれると「彼をゲームから追いやることは、我々のゲームプランの1つだったのさ」とジョークで切り返したものの、「彼はタフな選手なんだ」と口にし、ナゲッツの要注意人物が退場したことが勝利の一因になったとコメント。
10月18日(同17日)の初戦で、クリッパーズは98-107でナゲッツに負けていたため、23日(同22日)の試合で圧勝したことによりリベンジ成功。来年1月11日(同10日)に行われる両チームによる今季の第3ラウンドでは、ヨキッチがどんな仕返しを繰り出すのか。ウエスト上位チームによる1勝を懸けたゲーム、そしてゴータットとヨキッチのマッチアップに注目だ。
レフェリーに暴言を吐き、退場処分を受けたヨキッチ(左)の逆襲はあるのか?[写真]=Getty Images
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