キャリア4年目のバディ・ヒールド、ジェイレン・ブラウンは延長契約に合意するのか?

キングスのヒールド(左)とセルティックスのブラウン(右)[写真]=Getty Images

ヒールドとブラウンはより高額を求めており、来夏制限付きFAとなる可能性あり

 10月17日(現地時間16日)、現地メディア『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者が、キャリア4シーズン目を迎える選手たちの延長契約について報じた。

 リーグの情報筋が同記者へ伝えたところによると、サクラメント・キングスがバディ・ヒールドへ4年9,000万ドル(約97億2,000万円)、ボストン・セルティックスがジェイレン・ブラウンへ4年8,000万ドル(約86億4,000万円)をそれぞれオファーしたという。

 キングスのスコアリングリーダー、ヒールドは昨季自己最高となる平均20.7得点に加えて5.0リバウンド2.5アシストをマーク。3ポイントも成功数(平均3.4本)、成功率(42.7パーセント)と上々の数字を残した。

ヒールドが来夏制限付きFAとなれば、獲得に興味を示すチームは多いだろう[写真]=Getty Images

 だが同メディアによると、ヒールドは4年1億1,000万ドル(約118億8,000万円)前後の契約を狙っており、今季終了後(2020年夏)に制限なしフリーエージェント(FA)になることも検討しているようだ。

 キングスは今夏、キャリア7年のベテランフォワードのハリソン・バーンズと4年8,500万ドル(約91億8,000万円)の契約を締結。だがヒールドは、バーンズ以上の契約をオファーされたものの、納得のいく契約ではないと見ている。

 一方、ブラウンは最近になって代理人と契約。これまで代理人なしで過ごしてきた中で、延長契約にフォーカスしていることが予想される。

 セルティックスは2009年のラジョン・ロンド(現ロサンゼルス・レイカーズ)以降、ルーキー契約で延長契約を結んだ選手がいなかった中で、ブラウンへこれだけの高額契約をオファーしたものの、早々と契約合意にはならない可能性が高い。

トップをカットしてスッキリした髪型でメディアデイに登場したブラウン。この男の動向も気になるところ[写真]=Getty Images

 ブラウンは昨季、平均13.0得点4.2リバウンド1.4アシストを残すも、一昨季(平均14.5得点4.9リバウンド1.6アシスト)からダウン。アメリカ代表として「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」へ出場したものの、より高額なオファーを狙っていると同メディアが報じている。

 ちなみに、2016年のドラフト指名組の中ではベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)とジャマール・マレー(デンバー・ナゲッツ)が今夏それぞれのチームとマックス額で延長契約に合意しており、パスカル・シアカム(トロント・ラプターズ)も、デッドラインとなる22日(同21日)までにマックス額で延長契約に合意するだろうというのが大方の予想だ。

 はたして、ヒールドとブラウンは開幕前に所属チームとの延長契約を結ぶことができるのか。もしも後味の悪い形で開幕を迎えた場合、シーズン中にトレードされる可能性も浮上するだけに、今後の展開に注目していきたい。

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