2019.09.10

アメリカ代表のジェイレン・ブラウン「僕はポジションで限定される選手じゃない」

アメリカ代表の一員として活躍するブラウン(左)[写真]=Getty Images
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「4番や3番、2番だろうと、求められることに対してアジャストしていくだけ」

 連日激戦が繰り広げられている「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)は、大会10日目を終え、準々決勝進出チームが決定した。

 大会史上初の3連覇を狙うアメリカ代表は、グループEのトルコ戦で苦しんだものの、ここまで5戦全勝。9月11日の準々決勝で、フランス代表と戦うこととなる。

ブラジル戦で11得点を挙げたブラウン[写真]=fiba.com

 そんな中、攻防両面でアグレッシブなプレーを見せているジェイレン・ブラウンボストン・セルティックス)が『ESPN』のインタビューに応じ、自身のプレーと現状について語っていたので紹介したい。

 9日に行われたブラジル戦。ブラウンはベンチスタートながらハリソン・バーンズ(サクラメント・キングス/27分18秒)に次ぐチーム2位の26分15秒に出場し、11得点4リバウンド4アシスト3スティールの活躍で勝利に貢献した。

 201センチ99キロと屈強な肉体を誇るブラウンは、ゲームの中で複数のポジションをこなしており、「僕はポジションで限定される選手ではないと思ってる。僕はバスケットボールプレーヤーなんだ。4番(パワーフォワード)や3番(スモールフォワード)、2番(シューティングガード)であろうと、コーチが僕に対して必要としてくれることをこなすべく、アジャストしていくだけさ」と口にした。

フィジカルの強さを駆使したディフェンスでも奮闘する⑨ブラウン[写真]=fiba.com

 アメリカ代表は先発を務めていたジェイソン・テイタム(セルティックス)が足首の痛みにより欠場しているのだが、ブラウンはプレータイム増加を好意的に受け止めている。

「ジェイソンがいない分、ちょっとだけ多くプレーする機会を手にすることができているし、目に見えていることは確かなこと。でも僕はコートに立ったら毎回、アグレッシブにプレーしたいと思ってるんだ」とブラウン。

 テイタムは練習には復帰しているため、早ければフランスとの準々決勝に出場する可能性は十分ある。その中で、キャリア4年目を迎えたブラウンはベンチから積極果敢なプレーでチームを盛り立てており、アメリカ代表にとって貴重な戦力になっていると言っていいだろう。

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