2019.08.26

ワールドカップ3連覇を狙うアメリカ代表のロースター12名が発表

ポポヴィッチHC(左)とエース役を務めるケンバ(右)[写真]=Getty Images
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 8月25日(現地時間24日)、『USA Basketball』は31日から中国で幕を開ける「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)に出場するロースター12名を発表した。

 オーストラリアへの遠征で、同代表は13名でトレーニングやエキシビジョンゲーム(1勝1敗)を行ったのだが、その試合で左足首を痛めたカイル・クーズマ(ロサンゼルス・レイカーズ)が離脱。

 2010年のトルコ大会(当時はFIBA世界選手権)、14年のスペイン大会に次いで3連覇を狙うFIBAランキング1位のアメリカ代表の最終ロースターは下記のとおり。
※左端は背番号、チーム名は略称、G=ガード、F=フォワード、C=センター

アメリカ代表のロースター
4.デリック・ホワイト(スパーズ/G)
5.ドノバン・ミッチェル(ジャズ/G)
6.ジョー・ハリス(ネッツ/G)

セレクトチームからはい上がったハリス(右)とホワイト(左)[写真]=Getty Images

7.マーカス・スマート(セルティックス/G)
8.ハリソン・バーンズ(キングス/F)
9.ジェイレン・ブラウン(セルティックス/F)
10.ジェイソン・テイタム(セルティックス/F)
11.メイソン・プラムリー(ナゲッツ/C)
12.マイルズ・ターナー(ペイサーズ/C)
13.ブルック・ロペス(バックス/C)
14.クリス・ミドルトン(バックス/F)
15.ケンバ・ウォーカー(セルティックス/G)

スター選手の出場辞退により地味なロースターとなった王者の道のりは険しいか

 コーチングスタッフにはグレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ/サンアントニオ・スパーズ)を筆頭に、スティーブ・カーAC(アシスタントコーチ/ゴールデンステイト・ウォリアーズHC)、ロイド・ピアースAC(アトランタ・ホークスHC)、ジェイ・ライトAC(ビラノバ大学HC)という4人体制。

昨季オールスターに初選出されたミドルトン(左)は貴重な戦力となる[写真]=Getty Images

 先日オーストラリアとのエキシビジョンゲーム第2戦に敗れたことで、アメリカはNBA選手で構成されたロースターとして2006年から約13年間続いていた国際試合における連勝記録が78でストップ。今回のW杯は相次ぐスター選手の出場辞退により、オールスター選出経験がある選手はロペス、ミドルトン、ケンバの3名のみ。

 また、当初はロースター候補とトレーニングキャンプで練習相手となるセレクトチームに選ばれていたハリスとホワイトがロースター入りするなど地味な印象があることは否めない。

 昨季平均20得点以上を残した選手はミッチェルとケンバのみではあるものの、バーンズを除く11選手が昨季プレーオフで戦った選手であり、そのバーンズもカーHCの下でウォリアーズの一員として優勝を経験していることはプラス材料。

攻防両面で主軸としての活躍が期待されるミッチェル[写真]=Getty Images

 W杯開幕まで1週間を切る中、アメリカ代表日本時間26日にシドニー(オーストラリア)でカナダ代表とのエキシビジョンゲームに臨み、トレーニングを挟んで今月末にW杯のファーストラウンドの会場となる上海へ乗り込む。

 グループEのアメリカは、9月1日にチェコ共和国(FIBAランキング24位)、3日にはトルコ(同17位)、そして5日には日本(同48位)と戦うこととなる。

 W杯は一発勝負のため、優勝候補の一角であるアメリカ代表も、決して気を抜けない戦いが続くことになりそうだ。

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