第3クォーターでディフェンスの激しさを増したロケッツが逃げ切る
10月29日(現地時間28日)。ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでオクラホマシティ・サンダーと対決した。
今夏、ロケッツとサンダーは、超大型トレードを断行。ロケッツはクリス・ポールと将来のドラフト1巡目指名権を複数放出し、サンダーからラッセル・ウェストブルックを獲得。
今季初の対決となったこの日は、第3クォーターにディフェンスの激しさを増したロケッツが39-18と圧倒。サンダーが第4クォーターに詰め寄るも、最終スコア116-112で逃げ切った。
ロケッツでは22投中21本のフリースローを成功させたジェームズ・ハーデンがゲームハイとなる40得点に7アシスト、ウェストブルックが21得点12リバウンド9アシスト、PJ・タッカーが5本の3ポイント成功を含む17得点に9リバウンド、クリント・カペラが15得点7リバウンド3ブロックをマーク。
第3クォーターで一気にサンダーをねじ伏せたことについて、ハーデンは「俺たちはディフェンスにおける激しさを強化したんだ。ディフェンスこそが俺たちをトップへと押し上げるものであり、俺たちが望む場所へと導くもの。前半はちょっと活気のないプレーになってしまったが、後半に俺たちがギアを入れたことは、結果を見れば分かるはずだ」と振り返っていた。
ポールが新生ロケッツについて言及「ラスは激しさを持ち込んでいる」
NBA入りから昨季までの11シーズン、サンダーでプレーしてきたウェストブルックは「俺がバスケットをプレーする時に友人などいない。コート上で、彼ら(昨季までのチームメートたち)が俺に話しかけることはなかった」と語ったものの、その後アウェーチームのロッカールームへと向かい、昨季まで苦楽を共にしてきた選手たちとの時間を過ごしていた。
敗れたサンダーでは、シェイ・ギルジアス・アレクサンダーが22得点9リバウンド4アシスト、デニス・シュルーダーが22得点5リバウンド7アシスト、ダニーロ・ガリナーリが17得点、ナーレンズ・ノエルが15得点。
昨季までの2シーズンをロケッツでプレーしたポールは15得点4アシスト2スティールを記録。第1クォーター途中に自身のハイライトシーンが会場で流れたことについて、ポールは「心から感謝している。僕と家族にとって、ここにいるファンはいつだってすばらしかったんだ。ここに来てくれた人たちの何人かは、僕にとって家族のような人たちだからね」とコメント。
また、ロケッツの地元メディア『The Houston Chronicle』の取材では、「タック(タッカーの愛称)とは今でも、ほとんど毎日話してる。ギャリー・クラークともね。彼らが今後、トラブルにならないといいね。僕はラス(ウェストブルックの愛称)ともよく話すんだ。彼らは本当にいいチームになった。ラスはロケッツに激しさを持ち込んでいると思う」と口にし、元戦友たちとも良好な仲であることを明かした。