キングスACのイゴール・ココスコフがセルビア代表のコーチに就任へ

今季はキングスでACを務めているココスコフ[写真]=Getty Images

セルビアはヨキッチらを擁する強豪、東京オリンピック出場をかけてOQTに臨む

 11月18日(現地時間17日)。サクラメント・キングスのイゴール・ココスコフAC(アシスタントコーチ)がセルビア代表のコーチに就任することになったと『Direktno.rs.』が報じた。

 ココスコフは2000-01シーズンにロサンゼルス・クリッパーズのACへ就任後、デトロイト・ピストンズ、フェニックス・サンズ、クリーブランド・キャバリアーズ、ユタ・ジャズのACを務め、昨季はサンズのHC(ヘッドコーチ)に就任。

 ところが、サンズの指揮官として19勝63敗の成績に終わってしまい、サンズは3シーズン連続でウェスタン・カンファレンス最下位に沈んだこともあり、昨季終了後に解任。今季はルーク・ウォルトンHCの下、キングスのACを務めている。

 FIBAランキング6位のセルビア代表は、2014年のFIBAバスケットボール ワールドカップ、2016年のリオデジャネイロオリンピックでいずれも2位に入る躍進を見せた強豪。

ヨキッチ(中央)など複数のNBA選手を擁するセルビア代表[写真]=Getty Images

 今夏に行われたワールドカップでは優勝候補の一角として臨んだものの、準々決勝でアルゼンチンに敗れてしまい、大会5位で終えていた。

 キングスにはセルビア代表としてもプレーするボグダン・ボグダノビッチとネマニャ・ビェリツァが在籍しているほか、今夏のワールドカップにはニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ボバン・マリヤノビッチ(ダラス・マーベリックス)、マルコ・グードゥリッチ(メンフィス・グリズリーズ)が出場していた。

 ココスコフは以前、スロベニア代表のコーチを務めた経験を持ち、2017年に行われた「FIBAユーロバスケット2017」では、ゴラン・ドラギッチ(マイアミ・ヒート)とルカ・ドンチッチ(マーベリックス)を擁して同国を初の優勝へと導いた実績を持つ。

 セルビア代表は、ココスコフ コーチの下、「東京オリンピック2020」の出場をかけて、来年6月下旬から行われる“Olympic Qualifying Tournament”(OQT/オリンピック最終予選)に臨むこととなる。

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