2019.06.14

今季終了後、サンズから解雇されたイゴール・ココスコフ前HCがキングスのACへ

キングスのACとなったココスコフ[写真]=Getty Images
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国際大会の経験が豊富なココスコフ、来季はウォルトンHCのサポート役へ

 6月14日(現地時間13日)、リーグの情報筋が『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者へ語ったところによると、サクラメント・キングスが新たなAC(アシスタントコーチ)としてイゴール・ココスコフを雇ったという。

 2006年を最後に、13年連続でプレーオフから遠のいているキングスは、今季デイビッド・イェーガーHC(ヘッドコーチ)の下でバディ・ヒールドディアロン・フォックスら若手が躍動し、ウエスタン・カンファレンス9位の39勝43敗の躍進を見せた。

 ところが、レギュラーシーズン終了から一夜明けた4月12日(同11日)にイェーガーHCを解雇。直近3シーズンでロサンゼルス・レイカーズの指揮官を務めたルーク・ウォルトンを新たなHCに迎え、新体制をスタートさせていた。

 ココスコフは00-01シーズンからロサンゼルス・クリッパーズのACに就任すると、クリッパーズ、デトロイト・ピストンズ、フェニックス・サンズ、クリーブランド・キャバリアーズ、ユタ・ジャズでACを務め、今季はサンズのHCを務めるも、わずか1シーズンで解雇。

 セルビアとアメリカの二重国籍を持つココスコフは、代表チームの指揮官も務めた経験を持ち、セルビア・モンテネグロ、ジョージア、スロベニアのHCを歴任。17年にトルコで行われた「FIBAユーロバスケット2017」では、ゴラン・ドラギッチ(マイアミ・ヒート)やルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)を中心とした布陣でスロベニアを大会初優勝へと導いた。

 国際大会の経験が豊富なココスコフはACとして、来季ウォルトンHCをサポートすることとなる。

キングスはウォルトンHC(写真)とココスコフACを中心に来季プレーオフ出場を目指す[写真]=Getty Images