リーグ史上屈指のディフェンシブビッグマン、ベン・ウォーレス以来初の快挙
11月21日(現地時間20日)のデンバー・ナゲッツ戦。ヒューストン・ロケッツは95-105で敗れてしまい、連勝は8でストップ。
今季戦績を11勝4敗とし、ウェスタン・カンファレンス3位に後退。チーム第3の得点源であるエリック・ゴードンを欠いている中、ジェームズ・ハーデンを中心に猛威を振るっていたが、ロケッツは白星量産に向けて再スタートを切ることとなった。
そんな中、ロケッツ在籍6シーズン目の守護神クリント・カペラが2003年以来となる快記録を達成。ナゲッツ戦で21リバウンドを奪ったことで、なんと5試合連続の20リバウンド以上をクリア。
カペラは11月10日(同9日)のシカゴ・ブルズ戦を皮切りに、計3試合連続で20リバウンドをマーク。途中、ジャマイカル・グリーン(ロサンゼルス・クリッパーズ)と衝突したことで脳震とうとなり、2試合を欠場したものの、19日(同18日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でも20リバウンドをもぎ取り、ナゲッツ戦で5試合連続20リバウンド以上に到達した。
『NBA.com/Stats』によると、5試合連続で20リバウンド以上を奪ったのはベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)以来初。ウォーレスは03年3月に5試合連続で20リバウンド以上をマーク。偶然にも、期間中のチーム成績が共に4勝1敗と、所属チームの勝利に大きく貢献していたのである。
ウォーレスは最優秀守備選手賞を歴代最多タイとなる4度獲得したほか、6度のオールディフェンシブチーム選出、2度のリバウンド王、ブロック王にも一度輝いた実績を持つリーグ史上屈指のディフェンシブビッグマン。この記録を達成した02-03シーズンにはキャリアベストとなる平均15.4リバウンドを残している。
カペラはナゲッツ戦終了時点でリーグ5位の平均13.7リバウンド。リング下で真価を発揮するロケッツのリムプロテクターには、今後も献身的な働きが期待できそうだ。