カイリー不在の穴を見事に埋めたディンウィディー
11月26日(現地時間25日)。NBAは開幕第5週のプレーヤー・オブ・ザ・ウィーク(週間最優秀選手)を発表した。
19日から25日(同18日から24日)の期間で週間最優秀選手に選ばれたのは、いずれもキャリア初となるスペンサー・ディンウィディー(ブルックリン・ネッツ)とルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)。
イースタン・カンファレンスから選ばれたディンウィディーは、期間中に平均33.3分25.3得点3.5リバウンド6.8アシスト1.3スティールの大活躍でネッツを3勝1敗へと導いた。
ネッツは期間中、オールスターガードのカイリー・アービングを右肩負傷で欠いていた。平均28.5得点7.2アシストを記録中のエース不在の中、ディンウィディーを中心に勝利を重ねたことは大きな収穫と言っていい。
キャリア6年目のディンウィディーは、今季ここまでキャリアハイとなる平均19.6得点に2.5リバウンド5.1アシストを残している。
平均トリプルダブル級の成績でマブスを無傷の4連勝へと導いた20歳
一方、ウェスタン・カンファレンスでは2年目のドンチッチが選出。スロベニア出身の20歳は、期間中(4戦無敗)に平均37.0得点8.5リバウンド11.8アシストの大暴れ。得点とアシストでリーグトップという、とてつもない成績をたたき出した。
フィールドゴール成功率55.4パーセント、3ポイント成功率44.4パーセント、フリースロー成功率78.8パーセントとショットも高精度だったドンチッチは、4試合連続で30得点10アシスト以上をマーク。
これにより、ドンチッチ(20歳と269日)はオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか/22歳と34日)の記録を大きく上回り、史上最年少記録を更新。
今季のドンチッチは平均30.6得点10.1リバウンド9.8アシストと、平均トリプルダブル級の成績でマブスをけん引しており、チームも現在5連勝と好調を維持している。