2020.01.21
10月26日(現地時間25日)。ブルックリン・ネッツがホームのバークレイズ・センターでニューヨーク・ニックスを迎え撃ち、“ニューヨーク対決”に臨んだ。
前半はネッツが64-51とニックスから13点をリード。第3クォーターでニックスは点差を縮めようとするも、なかなかネッツを崩すことができず11点ビハインドで最終クォーターへ。
だがニックスは、第4クォーター序盤にケビン・ノックスが3ポイント2本とレイアップで躍動。その後もマーカス・モリスやジュリアス・ランドル、ウェイン・エリントンのショットで点差を縮め、残り4分23秒で104-104とついに同点へ追いつく。
ネッツはカイリー・アービングがすぐさまショットを入れ返し、2点をリードするも、エリントンの3ポイントとRJ・バレットのショットが決まり、ニックスが残り3分41秒で3点をリード。
その後、両チームはターンオーバーやミスショットを繰り返し、スコアが停滞。ネッツは劣勢を覆すことができないまま、ニックス3点リードで試合は終盤へ。
そこで立ち上がったのがカイリーだった。父ドレデリックが見守る中、残り59.6秒にプルアップジャンパー、モリスのミスショットをはさんで残り22.4秒には逆転へと導くステップバックスリーをバレットの頭上から放り込み、最終スコア113-109でネッツが今季初勝利を飾った。
ミネソタ・ティンバーウルブズとの開幕戦。カイリーはネッツデビュー戦でいきなり50得点をたたき出したものの、延長終盤にクラッチショットをミスし、勝利できていなかっただけに、ニックス戦はそのうっぷんを晴らしたと言っていいだろう。
残り約4分で3点ビハインドを背負った場面で、「僕はチームメートを集めて、彼らへ落ち着くように言ったんだ。僕らはオフェンスとディフェンスの両面で、堅実なポゼッションをする必要があった。でも勝負どころで、僕はこのチームならきっといくつかビッグプレーができると感じていた」とカイリー。
勝利したネッツでは、カイリーがゲームハイの26得点に5アシスト3スティール、スペンサー・ディンウィディーが20得点5アシストを挙げたほか、ジョー・ハリスが13得点、キャリス・ルバートが12得点4アシスト、トーリアン・プリンスが11得点6リバウンドをマーク。
「カイリーのような選手がいると、勝負どころでもプレーメイクしてくれるからチームにすごく自信を与えてくれるんだ」というハリスの言葉は、チーム全員の思いを代弁していると言っていい。
一方敗れたニックスでは、アロンゾ・トリアーがチームトップの22得点、ノックスとバレットがそれぞれ16得点、ランドルが14得点11リバウンド4アシストを残すも接戦を落とし、開幕2連敗。
ルーキーのバレットは目の前でビッグショットを決められたカイリーについて、「彼はすばらしい選手であり、チャンピオン。そういう選手たちは、すばらしいプレーを決めるもの。今夜の彼がまさにそうだ。ゴールデンステイト(・ウォリアーズ)相手にチャンピオンシップを勝ち取った時と同じようなショットだったね」と、2016年のNBAファイナル第7戦を思い起こさせるショットだったと明かした。
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