第3Qだけで5本の3P成功を含む21得点の爆発を見せるもセルティックスに惜敗
11月26日(現地時間25日)。サクラメント・キングスは、敵地TDガーデンに乗り込み、ボストン・セルティックス相手に奮闘するも、最後1点及ばず102-103で惜敗。
25日(同24日)のワシントン・ウィザーズ戦に続く2連勝とはならなかったものの、この試合でキングスが誇るスナイパー、バディ・ヒールドが驚異的なパフォーマンスを披露した。
ヒールドはフィールドゴール26投中15本(うち3ポイントは21投中11本)をねじ込み、キャリアハイとなる41得点に5リバウンド2アシストでチームをけん引。
特に第3クォーターは「いい感じだった。すごく集中できていたと思う」とヒールドが振り返ったように、フィールドゴール11投中8本、そのうち3ポイントだけで8投中5本を放り込む大爆発で、21得点をもぎ取った。
『ESPN Stats & Info』によると、この日ヒールドが沈めた3ポイント11本は、キングスのフランチャイズ史上最多。セルティックスのディフェンスの前に、ヒールドがノーマークでショットを放つことはほとんどなかったものの、綺麗に吸い込まれていったことが印象的。
ヒールドはウィザーズ戦で7投中3本の3ポイントを決めていたものの、試合序盤に1本決めてからはジャンパーがことごとくリングに嫌われてしまい、スランプに陥っていた。
しかし、第4クォーター序盤で長距離砲がリングをくぐり抜けると、ロングレンジジャンパーも立て続きにヒット。そしてウィザーズに3点差まで迫られて迎えた残り約4分で、タイムアウト明けに登場したヒールドは華麗なキャッチ&シュートで3ポイントを放り込んでいたため、復調の兆しは十分にあったと言っていいだろう。
キングスのルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)も、ヒールドの活躍に目を細めつつ、チームとしての戦いぶりも評価していた。
「彼ら(ディフェンダーたち)はバディを止めることに集中していた。このリーグで勝つためにはチームとしてやらなければならない。だからこそ、我々はバディを探し続けてパスをするようにしていたんだ。その中で皆がステップアップする必要があったし、プレーメイクしていかなければならなかったが、選手たちは今夜、よくやってくれたと思うよ。最後は得点できなかったけど、自分たちに(勝利する)チャンスを与えることはできていたね」。
キングスはウェスタン・カンファレンス9位の7勝9敗。8位のフェニックス・サンズ(8勝8敗)まで1.0ゲーム差に迫っており、ヒールドを中心にウェスト上位へと駆け上がりたいところだ。