2020.06.12
サクラメント・キングスは今季、開幕5連敗を喫してスタートダッシュに失敗。だが11月2日(現地時間1日)のユタ・ジャズ戦でハリソン・バーンズが決勝弾を沈めて今季初勝利を収めると、4日(同3日)のニューヨーク・ニックス戦では113-92と圧勝し、徐々にだが調子を上げてきている。
開幕からショットに安定感を欠いていたディアロン・フォックスも、ジャズ戦でフィールドゴール17投中8本成功の計25得点、ニックス戦でもフィールドゴール18投中8本成功の計24得点と、復調傾向にあることも良い兆候と言っていい。
キングスには2ケタ得点を挙げることができる選手が複数いるのだが、チームの中心を務めるのはポイントガードのフォックス、そしてシューティングガードのバディ・ヒールドというバックコートデュオ。
ニックス戦に勝利後、ヒールドは“相棒”フォックスについて、キングスのリポーターへこんな言葉をもらしていた。
「彼は落ち着いていると、普段よりもいいプレーをしているんだ。だから(相手からすれば)怒らせるようにしなきゃいけないね。そうでもしないと、目の前でダンクをたたき込んでくるよ」
リーグ最速と言っても過言ではないスピードでコート上を駆け回り、得点とアシストを量産するフォックス。身体能力も高く、軽々とダンクをさく裂してしまうだけに、相手チームはフォックスにフラストレーションをためるように仕向けることが、キングスを撃破するためのカギと言っていい。
そんなことを記者へサラッと暴露してしまうことで、今後の試合に影響を及ぼす可能性もあるのだが、ヒールドはそれほどフォックスへ信頼を寄せているということなのだろう。
キングスは7日(同6日)にアウェーでトロント・ラプターズ戦が控えている。昨季の覇者相手に、若手中心のチームがどんな戦いを見せるのか、注目していきたい。
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