ウェスト13位の6勝13敗から巻き返しを狙うスパーズの大黒柱ラマーカス・オルドリッジ

不振のチームへ檄を飛ばしたオルドリッジ(中央)[写真]=Getty Images

「巻き返せると信じることができないならば、ここにいるべきじゃない」と発言

 NBA史上最長となる23年連続のプレーオフ出場を目指すサンアントニオ・スパーズは、開幕19試合を終えて6勝13敗。ウェスタン・カンファレンス13位と、スタートダッシュでつまずいてしまった。

 そんな中、大黒柱のラマーカス・オルドリッジが地元メディア『The San Antonio Express-News』へ、この状況から巻き返すことができると力強いコメントを残していた。

「自分たちのことを信じなきゃいけない。もし信じることができないのならば、ここにいるべきじゃない。このチームにいる全員が(ここから巻き返せると)信じるべきだし、ハードワークしなきゃいけないし、毎日向上していくべきだ。もしそれができないんなら、ここにいるべきじゃないんだ」と胸の内を明かしたオルドリッジ。

 オルドリッジ自身も、今季はここまで平均18.8得点6.7リバウンド2.3アシスト1.7ブロックと、過去2シーズンと比較すると得点とリバウンドがダウン。しかし、フィールドゴール成功率52.3パーセントはスパーズ加入後の5シーズンでは最も高く、決してスランプに陥っているわけではない点は今後に向けて好材料。

 その一方で、チームのリーディングスコアラー(平均22.2得点)のデマー・デローザンが突然、自身のインスタグラムに投稿していたものを全削除。昨年夏にトロント・ラプターズからトレードされた時も同様のことが起きており、「トレードされるのか?」という心配の声が上がっている。

 悪夢の8連敗から抜け出したとはいえ、今季のスパーズは勝率5割以上のチーム相手に8連敗と全く勝てておらず、今後に向けて黄信号が灯っている。チーム内で亀裂が生じているのであれば、シーズンの早い段階でロースターをテコ入れする必要があるのかもしれない。

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