昨季プレーオフを含めてピストンズにはここ10戦負けなしと絶好調
12月5日(現地時間4日)に行われたデトロイト・ピストンズ戦。ミルウォーキー・バックスは第2、3クォーターでピストンズを70-48で突き放し、最終スコア127-103で制して連勝を13へと伸ばした。
ブレイク・グリフィン、アンドレ・ドラモンドにマーキーフ・モリスと、フィジカルコンタクトに秀でたフロントコート陣を擁するピストンズは、バックスの大黒柱ヤニス・アデトクンボへ肉弾戦を持ち込むも、ここ10戦で全敗。ピストンズは昨季のプレーオフ、ファーストラウンドを含めてこの2シーズンで一度もバックスに勝利できていない。
「彼らはすばらしいディフェンスを誇るチームで、すごくフィジカルなプレーをしてくる。フィジカルに、汚いプレーをしたがるんだ。それで相手選手をゲームから追い出そうとしたがる。デトロイトに来たら、そうなることを予想している」
試合後、デトロイトについて語ったアデトクンボは、フィジカルコンタクトを仕掛けるピストンズに対し、大人な対応を見せつつ、ゲームハイの35得点に9リバウンド2ブロックで応戦し、勝利に大きく貢献。フィールドゴール21投中12本、フリースロー9投中7本を成功させただけでなく、3ポイントを自己最多タイとなる4本も沈める活躍を見せた。また、クリス・ミドルトンが17得点8リバウンド5アシスト、エリック・ブレッドソーが13得点6リバウンド6アシスト、さらに2選手が10得点をマーク。
アデトクンボは「多くのチームが僕にフィジカルで対抗しようとしてくる。僕にぶつかったり、フロアに倒れ込ませるようにね。だから僕は常に冷静さを保たなきゃいけないんだ。でも、これはバスケットボールを超えたもの。バスケットボールをプレーすることを止めることもできるけど、僕らは戦うことができるんだ」と自信を見せており、こう続けた。
「結局のところ、チームメートたちはゲームの中で僕を必要としてくれるし、チームメートたちは僕へ試合に集中してほしいと思ってる。僕はどんなことがあろうとやってみせるよ」。
バックスはロサンゼルス・レイカーズと並んでリーグトップタイの19勝3敗。得失点差ではリーグベストの+12.9と、今季も相手チームを圧倒している。
一方のピストンズでは、ドラモンドが23得点14リバウンド5アシスト2スティール3ブロック、ラングストン・ギャロウェイが20得点、グリフィンが16得点10リバウンド、デリック・ローズが14得点5アシストを残すも、連勝は2でストップ。
「彼らはリーグでもトップのチーム。2連戦の2試合目として、僕らにとってはいいテストになったよ。でもチームとしてもっと向上していかなきゃいけない」とグリフィンは口にし、会場をあとにした。