スパーズ戦の大活躍は、トレードを模索中のフロントを喜ばせたのか?
12月13日(現地時間12日)終了時点で、クリーブランド・キャバリアーズはイースタン・カンファレンス13位タイの6勝19敗。
ほんの少し前までは、15戦で14敗と黒星がかさんでしまい、苦しい状況にいたが、13日(同12日)のサンアントニオ・スパーズ戦を延長の末に117-109で制し、連敗を8でストップ。
この試合ではキャリア12年目のベテラン、ケビン・ラブが大暴れ。4本の3ポイントを放り込んだビッグマンは、いずれもゲームハイとなる30得点17リバウンドをマークし、勝利の立て役者となった。
The @cavs win in San Antonio behind a season-high 30 PTS, 17 REB, and clutch triple to force OT from @kevinlove. #BeTheFight pic.twitter.com/E6tevk3SI9
— NBA (@NBA) December 13, 2019
しかしながら、ラブは現在、トレード候補として名前が浮上している。『The Athletic』のジェイソン・ロイド記者によると、キャブズはラブとのトレードの見返りとして、将来のドラフト1巡目指名権を狙っているという。
ただし、2016年にキャブズで優勝した経験を持つフォワードを簡単に放出することは困難だろう。
というのも、ラブの契約は2022-23シーズンまで保障されており、今季を含めた4シーズンで総額1億2,000万ドル(約130億8,000万円)を上回る超高額契約だからだ。
31歳のベテランは、今季ここまで平均16.4得点10.8リバウンド2.6アシストを残しており、キャブズのフロントからすれば、スパーズ戦の大活躍は「まだこの男には、トレードで獲得するほど大きな価値がある」というアピールになったのかもしれない。
なお、キャブズはルーキーのダリアス・ガーランドを除く全ての選手に対するトレードを受け付けていて、ロースター解体へと向かっていると同記者が報道。
今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となるトリスタン・トンプソンやジョーダン・クラークソン、マシュー・デラベドーバ、ジョン・ヘンソンといった選手たちが今季中にドラフト1巡目指名権との交換で他チームへ放出される可能性は十分ありそうだ。