「マジックがコートで見せたようなセンスを持っている」とポポヴィッチHC
12月27日(現地時間26日)。ダラス・マーベリックスがホームのアメリカン・エアラインズ・センターでサンアントニオ・スパーズと対決し、102ー98で競り勝った。
右足首ネンザから5試合ぶりに戦列復帰したルカ・ドンチッチ(マブス)は、シーズン平均より少し多い32分39秒プレーしたことで「嘘を言うつもりはないよ。僕はかなり疲れていた」と明かしたものの、ゲームハイの24得点に10リバウンド8アシストを記録し、勝利の立て役者に。
マブスはドンチッチを含む6選手が2ケタ得点を記録。今季成績を20勝10敗とし、ウェスタン・カンファレンス5位の座を死守している。
一方のスパーズは、デマー・デローザンが21得点5リバウンド4アシスト、ラマーカス・オルドリッジが17得点7リバウンド2ブロックを挙げたことに加え、ベンチスタートのルディ・ゲイが18得点8リバウンド2スティール2ブロックの活躍を見せたものの、勝利には届かず。
名将グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ/スパーズ)は、ドンチッチについてアービン“マジック”ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)を比較に挙げて、こう語っていた。
「こう表現するのは好きではないんだが、彼はマジック・ジョンソンではない。だがマジックがコート上で見せていたようなセンスを持っていると思う。彼には誰も教えることができない、実に直感的なセンスを持っている。だからこそすばらしい選手なんだ。私は彼に対して、マジックに似ているとプレッシャーをかけるつもりはない。でも見事な働きを見せているね」。
スロベニア出身のドンチッチは、NBAキャリア2年目の20歳ながら、コート内外で称賛の声が堪えない。