2019.12.21

ドンチッチ不在の中でけん引するポルジンギス「僕らには数多くのスコアラーがいる」

アウェーでシクサーズを下したマーベリックス[写真]=Getty Images
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イースト上位チーム相手に2勝1敗と大健闘、「このチームには最高のベンチメンバーがいる。それが僕らの強みなんだ」とポルジンギスが自信をのぞかせる

 ダラス・マーベリックスは、今季平均29.3得点9.6リバウンド8.9アシスト1.2スティールと、MVP級の成績を残していたルカ・ドンチッチが右足首を負傷したことで、連敗地獄に陥る可能性があった。

 というのも、マブスがドンチッチ不在で対峙するのはミルウォーキー・バックス、ボストン・セルティックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、トロント・ラプターズというイースタン・カンファレンス上位チームだったからだ。

ポルジンギスは豪快なダンクにポストプレー、ジャンパー、ディープスリーなど、多彩な方法で点を重ねている[写真]=Getty Images

 ところが、12月21日(現地時間20日)にシクサーズ戦を終えた時点で2勝1敗と、予想外の好成績を残している。特にチーム第2の男クリスタプス・ポルジンギスが一気にギアを上げて見事なパフォーマンスを見せている。

 221センチの超大型パワーフォワードは、バックス戦からシクサーズ戦まで順に26得点12リバウンド4アシスト2ブロック、23得点13リバウンド3ブロック、22得点18リバウンド3ブロックと大暴れ。

 マブスはポルジンギスを中心とした布陣でバックスの連勝を18でストップし、ホームで抜群の強さ(14勝1敗)を誇るシクサーズを下しており、19勝9敗でウェスタン・カンファレンス4位タイと大健闘。

「ルカ不在のままでありたい、と思う人はまずいない。だが、彼が欠場している限り、我々にはゲームプランがあり、選手たちは非常によく遂行してくれている。彼らは一丸となってプレーしている。すばらしいレベルでね。ここ(シクサーズのホーム)で勝利したいのなら、このチームが今夜やったように激しく戦わないとね」とリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)も選手たちを称えていた。

 シクサーズ戦ではポルジンギスのほか、7本の3ポイントを沈めたティム・ハーダウェイJr.が27得点、ジェイレン・ブランソンが11得点7アシスト、ドリアン・フィニー・スミスが11得点6リバウンド4アシスト、セス・カリーが11得点を記録して勝利に貢献。

 オールスタービッグマンのジョエル・エンビードに33得点17リバウンドを許したものの、マブスはシクサーズのフィールドゴール成功率を42.2パーセント、3ポイント成功率を29.4パーセントに抑え込むなど、チーム全体のディフェンスも光った。

「ロッカールームのケミストリーもそうだし、コート上でもいい状態。僕らはコートに出て、それぞれの選手がやるべきことをこなし、ハードにプレーしている。(好調の)秘訣なんてないさ。このチームには最高のベンチメンバーがいる。それが僕らの強みなんだ。このチームにはものすごい数の武器(スコアラー)があるってことさ」と、ポルジンギスは自信をのぞかせた。

 今後もドンチッチ不在は続くものの、その間に他の選手たちがステップアップすることで、マブスはさらなるパワーアップに成功することができるかもしれない。

ドンチッチが復帰すれば、マブスはさらなる戦力増強となるかもしれない[写真]=Getty Images

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