2019.12.16

マブスのけん引役ルカ・ドンチッチが右足首ネンザで2、3週間の戦線離脱へ

MVP候補に挙がるほどの活躍を見せていたドンチッチ[写真]=Getty Images
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ドンチッチ不在の中、ポルジンギス中心の布陣でイースト上位チームとの連戦へ

 12月15日(現地時間14日)終了時点で、ウェスタン・カンファレンス3位(17勝8敗)と好位置につけているダラス・マーベリックスだが、今後数週間、厳しい戦いをしいられそうだ。

 マブスをけん引するルカ・ドンチッチが、15日(同14日)のマイアミ・ヒート戦の第1クォーター序盤に、ドライブの際にケンドリック・ナンの足の上でステップを踏んでしまい、右足首をネンザ。

 その後ドンチッチは試合に戻ることはなく、チーム側が2、3週間の戦線離脱を発表したからだ。

 昨季新人王に輝いたドンチッチは、スロベニア出身の20歳。今季は開幕から30得点超えを連発し、トリプルダブルも量産していたドンチッチは、ダーク・ノビツキー(元マブス)引退後のフランチャイズプレーヤーとして申し分ないパフォーマンスを見せていた。

 13日(同12日)に行われたデトロイト・ピストンズとの「NBAメキシコシティゲームズ」では、41得点12リバウンド11アシストという驚がくのトリプルダブルで勝利を演出するなど、MVP候補にも挙がる活躍を見せていただけに、マブスの戦力ダウンは明らか。

マブス2番目の得点源ポルジンギスの奮起が求められる[写真]=Getty Images

 マブスは17日(同16日)のミルウォーキー・バックス戦を皮切りに、ボストン・セルティックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、トロント・ラプターズと、イースタン・カンファレンス上位チームとの試合が組まれており、ドンチッチ不在で勝ち越すことは相当厳しいと言わざるをえない。

 ウェストは3位のマブスから6位のユタ・ジャズまでわずか2.5ゲーム差のため、1試合ごとに順位が入れ替わる可能性もあるため、現有戦力でどこまで乗り切ることができるかは気になるところ。

 プレーメイカー役もこなすドンチッチ不在時は、ジェイレン・ブランソンとJJ・バレア、そしてデロン・ライトの役割を増やし、クリスタプス・ポルジンギスを中心に戦っていくことになるだろう。

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