レブロンとドンチッチが驚異の600万票超え/NBAオールスターファン投票最終結果

ファン投票で全体トップに立ったレブロン(左)と2位のドンチッチ(右)[写真]=Getty Images

 1月24日(現地時間23日、日付は以下同)。NBAは2月17日にユナイテッド・センター(イリノイ州シカゴ)で行われる「NBAオールスターゲーム2020」のスターター枠に選出された10選手ならびに投票結果を発表した。

 ここでは、イースタン・カンファレンス、ウェスタン・カンファレンスのガード、フロントコートにおけるファン投票上位10選手の最終結果をお届けしたい。
※チーム名は略称、↑=アップ、↓=ダウン、→=変動なし

■イースタン・カンファレンス

<フロントコート>
1.ヤニス・アデトクンボ(バックス/→):590万2,286票
2.パスカル・シアカム(ラプターズ/→):329万3,494票
3.ジョエル・エンビード(シクサーズ/→):311万185票
4.ジミー・バトラー(ヒート/→):278万4,717票
5.ジェイソン・テイタム(セルティックス/→):217万7,910票
6.タッコ・フォール(セルティックス/→):94万7,378票
7.バム・アデバヨ(ヒート/→):71万8,240票
8.ドマンタス・サボニス(ペイサーズ/↑):56万4,027票
9.ゴードン・ヘイワード(セルティックス/↓):51万6,703票
10.アンドレ・ドラモンド(ピストンズ/→):42万8,418票

現在欠場しているエンビード(右)がオールスターに間に合わない場合は、バトラー(左)が入ることが濃厚[写真]=Getty Images

<ガード>
1.トレイ・ヤング(ホークス/→):282万9,969票
2.カイリー・アービング(ネッツ/→):242万6,946票
3.ケンバ・ウォーカー(セルティックス/→):203万9,416票
4.デリック・ローズ(ピストンズ/→): 189万1,732票
5.ザック・ラヴィーン(ブルズ/↑):121万8,280票
6.カイル・ラウリー(ラプターズ/↓):119万9,518票
7.ジェイレン・ブラウン(セルティックス/→):91万2,166票
8.ベン・シモンズ(シクサーズ/→):82万4,128票
9.ブラッドリー・ビール(ウィザーズ/→):80万5,276票
10.フレッド・バンブリート(ラプターズ/→):79万7,196票

ファン投票2位のカイリーは、欠場数と問題発言で評価ダウンか

 フロントコートはアデトクンボ、シアカム、エンビードがプレーヤー投票、メディア投票でも上位に入ったことでスターター選出。バトラーはファン投票4位、メディア投票でも3位だったものの、プレーヤー投票(6位)が伸びずにスターター入りを逃した。

 ガードではプレーヤー投票で3位、メディア投票で2位に入ったヤング、その両方でトップ得票数を得たケンバがスターター入り。ファン投票2位のカイリーは、右肩の負傷で欠場が多かったこと、16日のシクサーズ戦に敗戦後、チームがより上を目指すためには「戦力不足」と発言するなど、リーダーとして疑問視される行動が目立ち、プレーヤー投票とメディア投票でいずれも6位に。昨年まで3年連続でスターターとして出場してきたカイリーは、今年ヘッドコーチによる投票でリザーブとして選ばれるかどうか注目。

 なお、フロントコートで6位に入ったフォールは、プレーヤー投票で21位、メディア投票で7位となり、総合9位まで順位を落とした。

自らの発言により、数多くの批判を浴びているカイリー[写真]=Getty Images

■ウェスタン・カンファレンス

<フロントコート>
1.レブロン・ジェームズ(レイカーズ/→):627万5,459票
2.アンソニー・デイビス(レイカーズ/→):581万3,769票
3.カワイ・レナード(クリッパーズ/→):391万7,190票
4.ポール・ジョージ(クリッパーズ/→):150万5,691票
5.ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ/→):123万2,979票
6.カーメロ・アンソニー(ブレイザーズ/↑):105万8,543票
7.クリスタプス・ポルジンギス(マーベリックス/→):102万9,403票
8.ブランドン・イングラム(ペリカンズ/↑):101万5,453票
9.カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ/↓):96万600票
10.ドワイト・ハワード(レイカーズ/→):94万8,368票

レブロンに次ぐ高評価で7年連続のオールスター選出となったデイビス[写真]=Getty Images

<ガード>
1.ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/→):611万1,735票
2.ジェームズ・ハーデン(ロケッツ/→):375万1,362票
3.デイミアン・リラード(ブレイザーズ/→):133万7,540票
4.アレックス・カルーソ(レイカーズ/→):128万4,932票
5.ラッセル・ウェストブルック(ロケッツ/→):109万4,254票
6.ステフィン・カリー(ウォリアーズ/→):104万3,882票
7.ドノバン・ミッチェル(ジャズ/→):92万8,911票
8.デビン・ブッカー(サンズ/→):81万1,479票
9.ジャ・モラント(グリズリーズ/↑):62万9,473票
10.ディアンジェロ・ラッセル(ウォリアーズ/↓):61万9,298票

ファン投票の上位3選手がプレーヤー投票とメディア投票でも上位独占

 全体トップのレブロン、ガード部門でトップに入ったドンチッチはいずれも600万票をクリア。イーストよりもタレントが豊富なウェストにおいて、驚異的な得票数を記録した。

 ウェストでスターター枠に入ったのはレブロン、デイビス、レナード、ドンチッチ、ハーデンと、ファン投票の順位どおりの人選。フロントコート、ガードの上位3選手がいずれもプレーヤー投票とメディア投票でファン投票と同様の順位となっただけに、順当な結果と言っていいだろう。

 今後は31日に各チームのヘッドコーチ(HC)投票によるオールスターのリザーブ枠に入る選手が発表される予定。そして2月7日にはアデトクンボとレブロンという両キャプテンが、スターター枠とリザーブ枠に入った選手たちをそれぞれドラフトし、オリジナルチームのロースターを決めていくことになる。

ウェストのリザーブ枠にはリラード(右)やウェストブルック(左)といった豪華メンバーが入りそうだ[写真]=Getty Images

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