ラプターズの先輩カーターへ「最初からいたわけではないけど、このチームを有名にしてくれた選手であり、今もなおラプターズを成長させてくれてる」と感謝
1月29日(現地時間28日、日付は以下同)。トロント・ラプターズはホームのスコシアバンク・アリーナでアトランタ・ホークスと対戦。一度もリードを許さない試合運びを見せたディフェンディング・チャンピオンが130ー114で勝利を収めた。
今季最長の8連勝を飾ったラプターズでは、パスカル・シアカムが24得点9リバウンド、サージ・イバカが24得点10リバウンド2スティール、フレッド・バンブリートが19得点、テレンス・デイビスが15得点6リバウンド、マルク・ガソルが10得点とバランスの良いオフェンスで快勝。
この日のヒーローは、チーム最古参の司令塔兼リーダーのカイル・ラウリーだろう。キャリア14年目、ラプターズ在籍8年目のベテランは、12得点8リバウンド11アシストの活躍で勝利に貢献。
Kyle Lowry sets up Terence Davis to become the @Raptors all-time franchise leader in assists. pic.twitter.com/mPWhJzbQIR
— NBA (@NBA) January 29, 2020
第4クォーター残り約8分には、ロングパスを通してデイビスがショットを成功。これにより、ラウリーはラプターズにおける通算アシスト数が3,771本に達し、ホセ・カルデロン(元ラプターズほか/3,770本)を抜いてフランチャイズ史上トップのアシスト数に達した。
試合を終えて計3,772本のアシストをマークしたラウリーは、会場インタビューで「僕がこの記録を達成できたのは、チームメートの皆がいてくれたから」と笑顔で答えた。
するとラウリーに対してカルデロンが「誰かが自分の記録を超えるのは、本当にうれしいこと。それが君ならなおさらさ。この瞬間を楽しんでほしいし、もっと多くのアシストを残してね」とツイートして祝福。
ラウリーにとって、フランチャイズ新記録を達成した試合で、かつて6シーズン以上も在籍していたビンス・カーター(ホークス)がいたことも格別だったようだ。
「今夜この会場で達成できて最高にうれしい。ホームの観客、そしてビンスの前でできたんだからね。彼はこの球団に最初からいたわけではないけど、このチームを有名にしてくれた選手であり、今もなおラプターズを成長させてくれている。それに彼は、僕とラプターズにとって頼りになるサポーターでもあるんだ」とラウリー。
1月26日に43歳となった現役最年長のカーターは、ラプターズが誇るリーダーへ「彼は巧妙かつスマートな選手。僕の中では、彼が持つバスケットボールIQは最高のものだと思う」と称賛。
なお、ラウリーはアシストに加え、スティール(790本)、3ポイント試投数(3,536本)と成功数(1,327本)など、複数の部門でフランチャイズ史上トップの記録を残している。