2020.03.07
12月29日(現地時間28日)。トロント・ラプターズは敵地TDガーデンに乗り込み、ボストン・セルティックス相手に113-97で勝利した。
ラプターズはエースのパスカル・シアカム、ベテランビッグマンのマルク・ガソル、スイングマンのノーマン・パウエルという主軸を3人も欠きながら、カイル・ラウリーの30得点7アシストを筆頭に、サージ・イバカが20得点10リバウンド、フレッド・バンブリートが18得点5アシスト5スティール、パトリック・マコーが18得点7リバウンド8アシストをたたき出し、イースタン・カンファレンス上位のセルティックスを下してみせた。
「僕らはプロなんだ。このチームには誰がなんて言おうと気にしない選手が集まっている。コートに出てプレーしていくだけ」と『ESPN』へ語ったのはラウリー。ラプターズはラウリーやイバカ、バンブリートもそれぞれケガのため複数の試合を欠場しているのだが、ライバルチーム相手に見事な活躍で勝利に貢献している。ラウリーはこう続ける。
「今夜であれば、オーシェイ・ブリセット(4得点6リバウンド)がステップアップした。クリス(ブーシェー/6得点4リバウンド3アシスト)もすばらしいプレーをしている。フレディー(バンブリートの愛称)は序盤こそ苦しんだけど終盤には持ち直していた。このチームは(誰がケガで欠場していようと)気にしない選手たちがそろってるんだ。僕らはプレーする。何が起ころうとね」。
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— Toronto Raptors (@Raptors) December 29, 2019
この試合を迎える前の時点で、ラプターズはケガのため欠場した選手の合計試合数が103でリーグ4位タイ。ラプターズを超える試合数を誇るゴールデンステイト・ウォリアーズ、ワシントン・ウィザーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズはいずれも勝率5割未満と低迷する中、ラプターズはこの試合を終えて22勝10敗でイースト4位。3位のセルティックス(22勝8敗)とはわずか1.0ゲーム差という好位置にいる。
「このチームにはすごい数のタレントがいる」と切り出したのはバンブリート。「僕らはアンセルフィッシュな選手が集まっていて、皆がハードかつ一丸となってプレーするんだ。それにコーチたちが僕らをいいポジションへと導いてくれる。だから僕らが一丸となってできる限りハードにプレーさえできれば、どんな試合であろうと勝利できるチャンスがあるということ」と自信をのぞかせた。
一方のセルティックスでは、ケンバ・ウォーカーが30得点、ジェイレン・ブラウンが17得点5リバウンド3スティール、ゴードン・ヘイワードが13得点6リバウンド2ブロック、ジェイソン・テイタムが12得点4アシスト、エネス・カンターが11得点6リバウンドを記録。
この試合で7得点3スティールを挙げたマーカス・スマートは「僕らは準備しきれていなかった。僕らは試合全体で(ラプターズを)追いかける展開だったんだ。彼らのような非常に優れたチームを相手に追いかけてばかりいたら、(勝つのは)タフなこと」と悔やんだ。
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