2019.12.21

昨季の覇者ラプターズに暗雲、主力のシアカム、ガソル、パウエルが戦線離脱へ

ラプターズが誇るフロントライン、シアカム(左)とガソル(右)が戦線離脱へ[写真]=Getty Images
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先発3人を欠く中でウィザーズに勝利も、イースト上位陣との戦いは苦戦必至か

 12月19日(現地時間18日)。ディフェンディング・チャンピオンのトロント・ラプターズは、112-99でデトロイト・ピストンズを下し、3連勝を飾った。

 だがこの試合で、ラプターズは3人の主力選手がケガに見舞われてしまい、戦線離脱が決定。12月に入ってカイル・ラウリーサージ・イバカというベテラン勢が復帰し、フルメンバーがそろったものの、またしてもケガ人が出てしまう事態に。

 しかも今回は、エースのパスカル・シアカムが股関節の負傷で無期限の戦線離脱。今季は平均25.1得点8.0リバウンド3.6アシストを記録していただけに、ラプターズとして大きな戦力ダウンになってもおかしくない状況となっている。

平均14.4得点を筆頭に、軒並みキャリアハイの成績を残していたパウエルも離脱へ[写真]=Getty Images

 さらに、ベテランのマルク・ガソルが左ハムストリングを痛めて数週間、ノーマン・パウエルが左肩の亜脱臼のため無期限の戦線離脱。これにより、ラプターズはスターター3人を失うこととなった。

 現在、ラプターズはスタンリー・ジョンソンも鼠径部の負傷で欠場を続けており、ケガ人が続出している。

 もっとも、21日(同20日)にホームのスコシアバンク・アリーナで行われたワシントン・ウィザーズ戦では、ここ5試合を膝の痛みのため欠場していたフレッド・バンブリートが戦列復帰。

 ラウリー、バンブリートのガードデュオにパトリック・マコー、OG・アヌノビー、イバカという先発陣で臨み、ラプターズは122-118でウィザーズを撃破。ラウリーの26得点9アシストを筆頭に、イバカが23得点10リバウンド3ブロック、バンブリートが18得点9リバウンド8アシスト、アヌノビーが18得点7リバウンド、マコーが11得点3スティールと先発全員が2ケタ得点。

 ベンチからはロンデイ・ホリス・ジェファーソンが14得点4アシスト、テレンス・デイビスが8得点3リバウンド、クリス・ブーシェーが4得点5リバウンドで勝利に貢献した。

 選手層の厚さを見せつけたラプターズだが、今後はイースタン・カンファレンス上位のインディアナ・ペイサーズ、ボストン・セルティックスとの2連戦やマイアミ・ヒートとの試合が組まれているため、苦しい戦いをしいられることになりそうだ。

ラプターズはラウリー(左)とバンブリート(右)、イバカを中心に戦っていくこととなる[写真]=Getty Images

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