2020.11.07
8月24日(現地時間23日、日付は以下同)。トロント・ラプターズはブルックリン・ネッツを150-122で下し、フランチャイズ史上初のスウィープ(4戦無敗)でファーストラウンドを突破。
5年連続のカンファレンス・セミファイナル進出を果たしたラプターズは、シーディングゲーム(順位決定戦)を含めてここまで第二幕で11勝1敗と絶好調。この日はカイル・ラウリーが第1クォーターに左足を痛めてコートを去ったものの、自慢のベンチ陣が大暴れ。
ノーマン・パウエルがチームトップの29得点に5リバウンド、サージ・イバカが27得点15リバウンド2ブロック、テレンス・デイビスが14得点、マット・トーマスが12得点を挙げるなど、なんとベンチスタートの選手たちだけで100得点。
『Elias Sports Bureau』によると、1970-71シーズンにスターターが公式に記録されるようになってからというもの、レギュラーシーズンで94得点以上、プレーオフでも86得点以上を挙げたケースは皆無で、この日のラプターズはベンチ得点で大きく記録を塗り替えた。
「俺たちは1人1人が自信をもってフロアに足を踏み入れオフェンスをこなしてるんだと思うね。だからこのチームは本当に、コートに誰が出ていようと関係ないのさ」とパウエルは言う。
といっても、パウエルが「俺が主にフォーカスしてるのは勝利すること。俺たちがどのようにプレーしようと関係ない。30点差だろうと1点差だろうと勝てばいいんだ。俺は単純に勝つことしか気にしちゃいない。今夜の記録はちょっといいものなんだろうけど、それについて何度も話すつもりはないね。次に進むだけさ」と話したように、ラプターズの選手たちは勝利するためにプレーしている。
2連覇を狙うディフェンディング・チャンピオンをイースト準決勝で待ち構えるのはボストン・セルティックス。今季の直接対決は1勝3敗と負け越しており、8月8日の試合でも100-122で黒星を喫している。
「彼らはすばらしいチームであり、今ベストなバスケットボールを展開しているチームの1つ」とイバカは切り出し、「俺たちは彼らに対しても自信がある。もちろん、簡単にはいかないことは分かってる。俺たちは彼らに対して自分たちのベストなバスケットボールをしなければいけないね」と意気込む。
28日のシリーズ初戦まで中3日あるため、ラウリーがどこまで回復できるかが気になるところ。ファーストラウンドのように短期間で幕を下ろすようなシリーズにはならないだけに、入念な準備をして臨みたいところだ。
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