2021.05.31
NBAの2019-20シーズンはロサンゼルス・レイカーズの10年ぶり17回目の優勝で幕を閉じた。自身4度目の優勝を成し遂げたレブロン・ジェームズだが、ファイナルで敗退する苦い経験を幾度もしている。レブロンの優勝を阻んだライバルの一人にティム・ダンカンが挙げられるだろう。
史上最高のパワーフォワードとも呼ばれるダンカンだが、同世代のコービー・ブライアントなど他のスター選手に比べれば、プレースタイルは地味な選手かもしれない。しかし、そんな彼が黙々と積み重ねたブロックの数は他を圧倒している。ダンカンを筆頭に数々の名センターが積み重ねてきた記録に現役選手たちがどこまで迫っているのか、2019ー20シーズン終了時点でのNBAプレーオフ通算ブロックランキングを見ていこう。
■NBAプレーオフ通算ブロック トップ10
1位:ティム・ダンカン/568本
2位:カリーム・アブドゥル・ジャバー/476本
3位:アキーム・オラジュワン/472本
4位:シャキール・オニール/459本
5位:デビッド・ロビンソン/312本
6位:ロバート・パリッシュ/309本
7位:パトリック・ユーイング/303本
8位:サージ・イバカ/289本
9位:ケビン・マクヘイル/281本
10位:ディケンベ・ムトンボ/251本
ジャバー、オラジュワン、シャックという強力なセンター陣を抑え、ただ一人500本を超えるダンカンの記録はそうそう抜ける数字ではないだろう。そんな中、現役選手でトップ10入りを果たしたのは8位のサージ・イバカ(トロント・ラプターズ)のみ。2度のブロック王に輝いた現代のショットブロッカーは300本超えを視野に捉えている。
記憶に残る豪快なブロックを披露してきたレブロンは250本で11位にランクイン。10位のムトンボにはあと1本まで迫っており、来シーズンもプレーオフに出場できればトップ10入りは確実だろう。しかし13位には242本のドワイト・ハワード(レイカーズ)もおり、2人が10位の座を争う可能性もある。
近年のブロック王受賞者の、アンソニー・デイビス(レイカーズ)、ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)、マイルズ・ターナー(インディアナ・ペイサーズ)たちが、今後どこまでトップ10に食い込んでいけるかも注目だ。
■NBAプレーオフ通算ブロック 現役選手トップ10
※()内は引退選手を含めた場合の順位
1位(8位):サージ・イバカ/289本
2位(11位):レブロン・ジェームズ/250本
3位(13位):ドワイト・ハワード/242本
4位(24位):ドレイモンド・グリーン/180本
5位(31位):ケビン・デュラント/163本
6位(39位):アル・ホーフォード/148本
7位(47位):マルク・ガソル/136本
8位(50位):ポール・ミルサップ/132本
9位(57位):ディアンドレ・ジョーダン/116本
10位(59位):ダニー・グリーン/112本
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