ステフィン・カリーが復帰時期の目標についてコメント「いつも3月1日としている」

復帰に向けて突き進むカリー[写真]=Getty Images

日本時間23日にコンタクトの許可が下りたことで、復帰へ向けて着実に前進

 昨年10月末に左手第二中手骨を骨折し、11月上旬、12月と、2度の手術を受けてきたステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)。

 今年に入って留め具なしでシューティングをする映像が流れていたが、当初の“少なくとも3か月は欠場”という報道のとおり、2月に入ってもカリーがコートに復帰することはなかった。

 それでも、2月23日(現地時間22日、日付は以下同)になってようやくコンタクトありの許可が下りたことで、カリーはチーム練習に参加。複数の現地メディアの前で「いい感触さ。3か月半以上も離れていたからね」と切り出すと、こう続けた。

「(復帰するまでの)全てのチェックポイントを理解しようとしている。それらを乗り越えなきゃいけないんだ。でもこれは楽しい部分でもあるんだ。自分がどの時期にプレーできるのか、復帰までにはあと何が残っているのかを見ることができるからね。チームメートたちと練習することはいいこと。このままプレーして前に進み続けていく」。

 キャリア11年目の今季、カリーは4試合に出場して平均28.0分20.3得点5.0リバウンド6.5アシスト1.3スティールを残すも、4試合目でケガをしたこともあり、フィールドゴール成功率(40.9パーセント)と3ポイント成功率(24.3パーセント)はキャリアワースト。しかしながら、キャリア平均23.5得点6.6アシストに3ポイント成功率43.5パーセントを誇るカリーは、コートにいるだけで相手チームのディフェンスに多大な影響を与えることは間違いない。

 12勝44敗でリーグワーストに沈むウォリアーズが、今季プレーオフへ進出する可能性は皆無に等しいものの、カリーがレギュラーシーズン終盤に復帰し、トレードデッドラインで加入したアンドリュー・ウィギンズ、長年のチームメート、ドレイモンド・グリーン、そして今季成長を見せているエリック・パスカル、デイミオン・リー、マーキーズ・クリスといった若手とプレーすることは、来季以降に向けて大きな意味を持つはず。

 気になる復帰時期について、カリーは「いつだって3月2日にしている」とコメント。この日はホームのチェイス・センターでワシントン・ウィザーズ戦が行われる日。日本の至宝、八村塁がカリーと競演するシーンは是非とも見てみたいものだが、これはあくまでターゲットにしている時期であり、保障できるものではないという。

 とはいえ、コンタクトの許可が下りたことは、カリーとウォリアーズにとって朗報であり、復帰が確実に近づいていることは事実。リーグきっての人気選手が今季コートに立つ日が来ることを、楽しみに待ちたいところだ。

モバイルバージョンを終了