「こんなに最高の雰囲気で、最高のチームメートたちがいて、このグループは勝利しているんだから、離れるなんてタフなこと」
2月7日(現地時間6日、日付は以下同)のトレードデッドラインを前に、オクラホマシティ・サンダーのダニーロ・ガリナーリにはトレードのウワサが数多く飛び交っていた。
デッドライン直前には、マイアミ・ヒートへ移籍するかもしれない、と複数の現地メディアが報じていたのだが、サンダー残留となり、オールスターブレイク後もスターターとしてプレーしている。
25日に『DAILY THUNDER』へ掲載されたインタビューにて、ガリナーリは「本当にこのチームに残りたかった。こんなに最高の雰囲気で、最高のチームメートたちがいて、このグループは勝利しているんだから、離れるなんてタフなこと。僕はこのチームにいたかったんだ」と語っており、オールスターブレイク後もサンダーでプレーできることを喜んでいた。
サンダーは26日のシカゴ・ブルズ戦で最大24点リードから猛反撃に遭うも、最後は124-122で逃げ切りに成功。ガリナーリはチームトップの24得点に4リバウンド1スティールで勝利に貢献。
4連勝を飾ったサンダーは、直近16試合で13勝を挙げており、ウェスタン・カンファレンス6位の36勝22敗と好調をキープ。プレーオフ圏外という開幕前の下馬評を大きく裏切り、プレーオフ出場圏内にいる。そんなチームにおいて、ガリナーリは平均30.7分19.2得点5.6リバウンド2.2アシストに3ポイント成功率40.8パーセントという高確率を残している。
Gallo from distance. @gallinari8888 | #ThunderUp pic.twitter.com/TS9AcsYTcS
— OKC THUNDER (@okcthunder) February 26, 2020
今季終了後に制限なしフリーエージェントとなるガリナーリだが、サンダーとの再契約を望んでいるという。
「そうなるといいね。今はチームとそのことについて話し合う時じゃない。でも夏になれば、僕にとっては面白いことになるだろうね。(サンダー残留は)もちろん、ここに残ることは最高のオプションになると思う」。
サンダーではキャリア15年目のクリス・ポールに次ぐ、11年目のベテランとして活躍するガリナーリ。兄貴分としてチームの躍進に貢献する31歳のフォワードは、自身4度目のプレーオフ出場へ向けて前進を続けている。