「このチームを快適に感じてるし、組織全体についてもすばらしいと思ってる」
3月13日(現地時間12日、日付は以下同)から、NBAは新型コロナウイルスの拡大防止策として、レギュラーシーズンを少なくとも30日間中断することとなった。
現状では選手やコーチ陣は自宅待機がメインとなっており、チーム練習などのアクティビティーは18日前後から再開予定と複数の現地メディアが報じている。
そんな中、2月7日に3チーム間のトレードでメンフィス・グリズリーズからマイアミ・ヒートへ移籍したキャリア8年目のベテラン、ジェイ・クラウダーが新天地について口を開いた。
14日に地元メディア『Miami Herald』へ掲載された記事の中で、クラウダーは「俺は本当に、ここをホームにしたいんだ。このチームを快適に感じているし、組織全体についてもすばらしいと思ってる」とコメント。
ヒート加入後、クラウダーはここまで13試合(うち先発は1試合)に出場。平均28.7分11.9得点5.8リバウンド2.0アシスト1.5スティールをマーク。3ポイントとディフェンス中心の“3&D”として活躍しており、ヒート加入後の3ポイント成功数(平均2.7本)はキャリアハイ、成功率39.3パーセントも自己最高級の数字となっている。
198センチ106キロという屈強な肉体を持つフォワードは、献身的なプレーでヒートをベンチから支えているのだが、契約は今季限り。今夏制限なしフリーエージェント(FA)となるベテランは、ヒートとの再契約を望んでいるという。
「もし全てが俺たちのプランどおりに進めば、皆がまた一緒にプレーしたいと思うはずだ。今シーズン、俺たちが構築していることを、皆が同じ考えを持って来シーズンも突き進めたいね」とクラウダー。
約1か月後となる4月中旬にNBAが再開することとなれば、シーズン終盤戦とプレーオフという最もタフな時期に突入する。だが同時に、新型コロナウイルスの感染拡大により、このままシーズンが終了してしまう可能性も捨てきれない。
選手たちにとっては、感染防止を日々行うと同時に、モチベーションの維持も重要になってくるだろう。クラウダーにとっても、来季に向けて大きなアピールとなりそうだ。