2020.04.30
今季開幕から好調に白星を積み重ねてきたマイアミ・ヒートは、イースタン・カンファレンス4位の35勝19敗でオールスターブレイクを迎えた。
2月7日(現地時間6日、日付は以下同)のトレードデッドライン直前には、3チーム間のトレードでジャスティス・ウィンズロウ、ジェームズ・ジョンソン、ディオン・ウェイターズを放出し、アンドレ・イグダーラ、ジェイ・クラウダー、ソロモン・ヒルを獲得。
オールスターブレイク前の5試合を1勝4敗で終えたヒートの現状について、バトラーは14日に掲載された地元メディア『South Florida Sun Sentinel』の記事の中で、こう口にしていた。
「俺たちは悪いチームじゃない。だが自分たちが望む位置にはいない。まだね。いいさ。俺たちは向上し続けて前に進んでいく。これからも試合に勝つための方法を模索していくだけ。特にアウェーではね」。
バトラーがそう語ったように、ヒートはホームのアメリカン・エアラインズ・アリーナで行われた試合では22勝3敗という好成績を残しているものの、アウェーでは13勝16敗と負け越しており、悪く言えば“内弁慶”のチーム。
3点差以内に決着した試合で4勝2敗と強く、勝率5割超えのチーム相手にも13勝11敗と勝ち越しているものの、4戦先勝で勝ち上がらなければならないプレーオフを見据えると、アウェーでも勝利しておきたいところ。
もっとも、バトラーはヒートという環境には満足しており、ポジティブな姿勢を持ち続けているという。
「正直なところ、俺はこのチームが向かっている方向についてワクワクしているんだ。このチームのヤツらは向上することだけを考えているんだ。皆がそのことをケアしているし、皆が勝ちたがってる。そのメンタリティーは持たなきゃいけないものだけど、何か特別なものを感じるね。このグループにいることができてうれしい。きっと皆がこのグループにいてハッピーだと思うよ」。
21日のアトランタ・ホークス戦から幕を開ける後半戦を前に、ヒートはオールスターのサタデーナイトでバム・アデバヨがスキルズチャレンジ、デリック・ジョーンズJr.がスラムダンクコンテストをそれぞれ制しており、この勢いをチームに持ち込みたいところ。
イグダーラ、クラウダーというプレーオフ経験豊富な選手がロースターに加わったことも、今後に向けて追い風となるのではないだろうか。
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