2020.01.31
12月20日(現地時間19日)終了時点で、イースタン・カンファレンス3位(20勝8敗)と好位置につけているマイアミ・ヒート。そのけん引役はもちろん、オールスター選出4度を誇るジミー・バトラーだ。
今夏4チーム間のトレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズからヒートへ加入したバトラーは、強烈なリーダーシップでチームをまとめ上げ、自らは平均35.6分20.9得点6.5リバウンド6.8アシスト2.1スティールを記録し、攻防両面でチームをリードしている。
リバウンドとアシストは自己最高ペースで、積極果敢なアタックにより、フリースロー試投数(平均9.3本)でもキャリアハイの数字をたたき出している。
この背景には、バトラーの周囲にダンカン・ロビンソンやタイラー・ヒーロー、ケンドリック・ナンといったシューター陣を擁しているヒートのロースター構成がある。バトラーはプレーメイクしつつ、自ら突破口を開いて得点し、チームメートたちの得点機会も演出しているというわけだ。
20日(同19日)に『USA Today』へ掲載された記事の中で、ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は「彼はもっと前にヒートのユニフォームへ袖を通しているべきだった」と語るほど、開幕からここまで見事なフィットを見せている。
バトラーもヒートで快適にプレーしていることが、本人の言葉からも見てとれる。
「俺は今、本当にプレーを楽しんでいるんだ。コーチやこの組織、選手たちが俺についてきてくれているからね。俺が(ここに来て)いつも笑っていられるのは、今ハッピーだからなんだ。ホームにやって来たって感じかな。この組織における全て、ロースター全員がフィットしているんだ」
そしてヒート入りしたことについて、バトラーは「未来にどんなことが起こるかなんて、誰にも分からないものだ。でも俺はすごくハッピーになっていただろうなという、いい感触があったんだ」と口にしており、ヒートと相思相愛の良好な関係を築けていることを喜んでいるようだ。
レギュラーシーズンはまだ50試合以上残っているものの、ヒートはバトラー中心にうまくまとまっており、上位陣にとっても決して侮れないチームとなっている。今後、どこまでチーム力を高めることができるのか、楽しみでならない。
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