クリッパーズへ移籍後に解雇されたアイザイア・トーマス「すぐにNBAへ戻ってくるさ」

NBA復帰に自信をのぞかせていたトーマス[写真]=Getty Images

「俺は今シーズン、トレードされるまで40試合に出場していた。新たなチームが俺のことを欲しがっていなかっただけ」

 昨夏ワシントン・ウィザーズと1年契約を結んだアイザイア・トーマスは、左手親指の外側側副靭帯を断裂したことで出遅れたものの、昨年10月27日(現地時間26日、日付は以下同)から復帰。

 初戦から3試合連続で16得点以上をマークすると、4試合目から先発ポイントガードに昇格。その後も多くの試合で2ケタ得点を記録し、キャリア9シーズン目を順調に過ごしていた。

 ところが、2月7日に成立した3チーム間のトレードで、ロサンゼルス・クリッパーズへ移籍するも、10日に解雇となり、フリーエージェントとなったまま、リーグは新型コロナウイルスの感染防止によって中断となった。

 そんな中、ツイッターで「もしNBAで新たな契約を得られずに終わってしまったら、今後数年間のうちに海外でプレーしませんか?」というファンからのツイートにトーマスが反応。

「なんで俺が新たな契約を手にすることができないことになるんだ? 俺は今シーズン、トレードされるまで40試合に出場していた。新たなチームが俺のことを欲しがっていなかっただけだ。それ以上でもそれ以下でもない。必要なのは、俺のことを欲しがるチーム。またすぐにでも戻ってくるさ」。

 トーマス自身が綴ったとおり、今季はウィザーズで40試合(うち先発は37試合)に出場し、平均23.1分12.2得点1.7リバウンド3.7アシストに加えて自己最高の3ポイント成功率41.3パーセントを記録しており、決して悪いパフォーマンスではなかった。

 戦力充実のクリッパーズへトレードとなったのだが、ターゲットはマーカス・モリスだったこともあり、ロースター枠を空けるべく、解雇されただけに過ぎない、というのがトーマスの思いなのだろう。31歳を迎えたとはいえ、175センチ83キロの小兵はインスタントスコアラーとしてまだまだ活躍できるはず。

 リーグの再開時期が6月中旬から下旬の見込みと『ESPN』が報じている中、トーマスは新たな契約を結ぶことができるのか。今後どうなるか分からないものの、トーマスはNBAに復帰すべく、トレーニングを続けていくだけだ。

モバイルバージョンを終了