2020.02.07
12月2日(現地時間1日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦で、ワシントン・ウィザーズの八村塁はキャリアハイとなる30得点を含む9リバウンド3アシストをマーク。試合をとおして得意のミドルレンジからのプルアップジャンパーやピック&ロール、3ポイントシュート2本に加えてダンクシュートを叩き込む場面も見られた。
得点面でアグレッシブなパフォーマンスを披露した八村だったが、チームは125-150で大敗。だが、個人に至ってはシーズン最高の出来だったことだろう。ウィザーズのルーキーとしての30得点という数字は、2011年の3月に達成したジョーダン・クロフォード(元アトランタ・ホークスほか)とジョン・ウォール(ウィザーズ)以来の球団記録であると、『NBC Sports Washington』のチェイス・ヒューズ記者が報じている。
ウィザーズの日本語版ツイッターをとおして、試合後のインタビューにてキャリアハイ30得点について聞かれた八村は、「チームが負けてしまったので何とも言えませんが、少しずつチームに溶け込んでいると感じていますし、チームにどうやったら助けられるかというのを、もっと考えていかなきゃならないなと思います」と振り返った。
また『The Washington Post』によれば、ウィザーズのチームメートであり、オールスター選出やプレーオフ出場経験もあるアイザイア・トーマスが八村に関して言及した。新人でパフォーマンスに波があることについては、「彼はルーキーだ。驚くことじゃない」とコメント。また今回の大敗に関しては、「ただ1つわかることは、偉大な選手たち、素晴らしい選手というのは、いいことがあろうと悪いことがあろうと、長くは記憶しないということ。明日目を覚ました時には、彼には敗北を忘れて、練習に励んでもらいたい。そして僕たちはそこから歩んでいく」と言葉を残した。
3日(同2日)の時点でウィザーズは6勝12敗。イースタン・カンファレンス11位とプレーオフ圏内ではないが、八村は敗北であっても前向きな言葉を残している。レギュラーシーズンが開幕してから2カ月目を迎えているが、今後のさらなる成長に期待したい。
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