シーズン中断直後に「俺はビデオゲームだと本当にダメだ」と自虐的なツイート
4月4日(現地時間3日、日付は以下同)。NBAの現役16選手による史上初の試み、「NBA 2K プレーヤー・トーナメント」が幕を開けた。
これは選手たちが世界中のスポーツファンから絶大な支持を集める『NBA 2K』シリーズの最新作「NBA 2K20」を操作し、対戦相手と勝利を競い合うというもの。開催初日となったこの日は、『ESPN』による放送でファーストラウンド8試合のうち4試合が行われた。この日の試合結果は以下のとおり。
※選手名の左側にある丸数字はゲーム内のレーティングによって決まったシード順、チーム名は略称
■「NBA 2K プレーヤー・トーナメント」試合結果
⑯デリック・ジョーンズJr.(ヒート)78-62 ①ケビン・デュラント(ネッツ)
⑩ディアンドレ・エイトン(サンズ) 57-41 ⑦ザック・ラヴィーン(ブルズ)
②トレイ・ヤング(ホークス) 101-59 ⑮ハリソン・バーンズ(キングス)
⑭パトリック・ベバリー(クリッパーズ) 84-54 ③ハッサン・ホワイトサイド(ブレイザーズ)
ファーストラウンドの残り4試合は6日に放送予定で、第13シードの八村塁(ワシントン・ウィザーズ)は、第4シードのドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)と対決することとなる。
「映像で自分のミスを見つけるようにして、向上できるところを模索している」
そんな中、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが4日に公開された『Sports Center』のインタビューに応じた。相手チームどころかチームメートたちでさえも驚くようなトリッキーなプレーで魅せるモラントだが、ビデオゲームはあまり得意ではないという。
新型コロナウイルスの影響により、NBAが3月13日からシーズン中断となってから数日経過した15日、モラントは「俺はビデオゲームだと本当にダメだ」と自虐的なツイートをすると、「いつでも(コートで)プレーする準備はできている」と投稿していたからだ。
そのため、モラントは自身のハイライトを観ているという。
「俺は多分、自分のハイライトを100回は見た。プレーバイプレーで伝えることができるかもしれないくらいにね。でも俺は映像を観て自分のミスを見つけるようにして、向上できるところを模索しているんだ」。
モラントは今季、ここまで59試合に出場して平均30.0分17.6得点3.5リバウンド6.9アシストを記録し、低迷必至と評されたグリズリーズをウェスタン・カンファレンス8位(32勝33敗)へと導く立て役者となっている。
今後NBAがシーズンを再開する見通しはなかなか見えてこないのだが、現時点で今季の新人王を選ぶなら、モラントになる可能性が高い。グリズリーズのけん引役のキャリアはこれからも続くだけに、この男が再びコートへ立った時、どんなパフォーマンスを見せてくれるか、楽しみでならない。