ディアンジェロ・ラッセルがウォリアーズでの経験について「奥深いものだった」

今シーズンは途中までウォリアーズに所属していたラッセル[写真]=Getty Images

ウォリアーズでの経験をシェアするラッセル

 今シーズン開幕前、サインアンドトレードでブルックリン・ネッツからゴールデンステイト・ウォリアーズへと移籍したディアンジェロ・ラッセル。それまで5シーズンもの間、ファイナルに進出し続けて3回の優勝を達成していたウォリアーズへ、オールスターにも選出された若いラッセルが移籍をしたことは、ファンの間では大きな話題となっていた。

 しかし当時の現地メディアでは、すでにステフィン・カリークレイ・トンプソンというエリートガードをウォリアーズは有しており、ラッセルは最終的にトレードされるだろうと報じられた。シーズン開幕前から彼のトレードの噂は徐々に広まり、これに対してチームのボブ・マイヤーズGM(ゼネラルマネージャー)も当初はトレードを否定していた。

 しかし最終的にウォリアーズはミネソタ・ティンバーウルブズと取引を行い、ラッセルはフォワードのアンドリュー・ウィギンスとトレードされた。兼ねて周囲から噂されながらも、ノイズを気にせずに練習を継続して、ウォリアーズのステフィン・カリー含むチームメンバーからアドバイスを受け取っていたラッセル。そういった姿勢をウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)も評価していた。

 ラッセルは当時のウォリアーズでの経験について、インスタライブでシェアしている。「彼らはカルチャーを体現していて、なぜ彼らがこれまで勝利してきたのか、その理由を目の当たりにしたんだ。彼らは正しく物事を行い、船を向こう岸まで導くような、多くの特別なバスケットボールマインドがそこには存在した。奥深いものだったよ。そこでの経験は実に楽しいものだったね」

 シーズン開幕前からトレードに関するさまざまな報道をされていたラッセル。しかしその中でもバスケットボールに集中し、本人が語ったようにウォリアーズで多くの経験をしたことだろう。ウルブズで親友でもあるカール・アンソニー・タウンズとともに、今後はリーグを代表する選手となっていくことに期待したい。

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