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今季トレードデッドライン直前、ミネソタ・ティンバーウルブズはアンドリュー・ウィギンスをゴールデンステイト・ウォリアーズへ放出し、ディアンジェロ・ラッセルを獲得。ウォリアーズのスタッフや選手たちはウィギンスがチームにフィットすると述べており、ウルブズも交渉成立に強くプッシュをしていたため、今回のトレードは両チームにとってプラスと働いたことだろう。
ウルブズ移籍後の試合では、平均22.0得点4.0リバウンド9.7アシスト1.0スティールをマークしているラッセル。まだチームの勝利にはつながっていないが、新天地ですでに活躍をしている。『Washington Post』によれば、ウルブズのジェルソン・ローザス球団社長が、今回のラッセルのトレードについて言及したそうだ。「いい選手には高い価値を支払わなければならない。我々のシステムにポイントカードが必要だっただけでなく、このリーグですでに自分自身を証明している選手を求めていた」と、ウィギンス放出とラッセル獲得に至った理由を語る。
また今季のトレードでメンバーの半数以上が変わったことについては、「今よりも上を追い求めていく中で、現状に対する疑問を受け入れ、忍耐強くいる必要がある。ファンにとっては苦痛だったかもしれないが、戦略、財政面、ロースターのバランス的にもうまく調整ができた」と、ローザス球団社長は振り返る。
2月25日(現地時間24日)の時点でウルブズは戦績16勝40敗とウェスタン・カンファレンスの14位。今季のプレーオフ進出は極めて厳しいが、明るい将来を予感させるポジティブなトレードであったのではないだろうか。
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