地元メディアがルーはカイリーを再びコーチングすることに興味ありと報道
3月上旬、ブルックリン・ネッツは就任4シーズン目のケニー・アトキンソン前HC（ヘッドコーチ）と決別し、アシスタントコーチ（AC）のジャック・ボーンが暫定HCを務めることとなった。
新型コロナウイルスの影響により、NBAがレギュラーシーズンを中断してから約1か月。いまだにシーズン再開に関する具体的なスケジュールは決まっておらず、このまま今季が終了し、オフシーズンに突入する可能性があるとささやかれている。
そこで気になるのはネッツの指揮官を誰が務めるのかという点。今季はイースタン・カンファレンス7位の30勝34敗の成績となっているが、来季は昨夏獲得したケビン・デュラントが完全復活することが期待されており、今季右肩のケガのため20試合の出場に終わったカイリー・アービングもラインナップに戻るとなれば、イースト屈指の戦力を有することとなる。
『THE NEW YORK DAILY NEWS』によると、後任候補として浮上しているのはトム・シボドー、マーク・ジャクソン、フィル・ハンディ、そしてタロン・ルー。2015－16シーズン途中からクリーブランド・キャバリアーズのアソシエイトHCからHCへと昇格したルーは、レブロン・ジェームズ（現ロサンゼルス・レイカーズ）、カイリー、ケビン・ラブ（キャブズ）らと共にフランチャイズ史上初の優勝を飾った。
4月21日（現地時間20日）に同メディアへ掲載された記事には、リーグの情報筋によるものとして、ルーはカイリーを再びコーチングする機会を狙っているという。
ルーは昨季序盤にキャブズのHCから解任。昨夏レイカーズの指揮官へ就任するというウワサもあったが、今季は恩師ドック・リバースHCの下、ロサンゼルス・クリッパーズでリードACを務めている。
現段階で、ボーン暫定HCが指揮官へ昇格して来季ネッツで指揮を執るという構想はなく、新たな指揮官を探すことが濃厚。はたして、今後ネッツはルーとコンタクトを取って正式にオファーをするのか、気になるところだ。