引退後の夢を語るカーター
今シーズンでNBAキャリア22年目を迎え、今季限りで現役引退を表明しているアトランタ・ホークスのビンス・カーター。全盛期は豪快かつアクロバティックなスラムダンクでリーグのスーパースターとしての地位を確立。その後はチームのファーストオプションからは身を退き、ジャンプシュートなどのスキルを武器に、数々の球団でロールプレーヤーとして活躍をしてきた。
今シーズンは新型コロナウイルスの影響で中断されているが、カーターの現役引退の時は刻々と迫ってきている。『Bleacher Report』によれば、カーターは現役を退いたあとの夢について語ったそうだ。「いくつかの放送業に携わりたい。試合を身近に感じていたいんだ」と話し、「何かしらの形で、僕は助言者であり続けたいとも思う。オーナーシップグループの一員になりたいという強い気持ちもあるよ」と、複数の夢や理想についてつづっている。
またカーターは続けて、「チームを所有するために、あからさまにお金を稼ごうとは思わない。だけどある時点で、誰かが僕を助言者として必要としてくれて、その役割を務められる場所でオーナーシップの一員になれたらと思う」とコメント。「そしてオーナーシップとエグゼクティブ同士の“ギャップ”を埋めて、双方における架け橋になれたらと思うんだ」と言葉にしている。
長きにわたるNBAキャリアのゴールが迫ってきている中、次の人生のチャプターに関して非常にエネルギッシュに語ってくれたカーター。彼の言葉からはバスケットボールを愛している気持ちが伝わってくる。引退後はどのような活躍をしてくれるのか、今後も注目していきたい。