レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の大親友として知られるチャニング・フライ(元クリーブランド・キャバリアーズほか)。クリーブランド・キャバリアーズでは共にチャンピオンリングを獲得し、レブロンがレイカーズに移籍後は、フライがレブロンの使用していたロッカーに足を乗せてくつろぐなど(ケビン・ラブ[クリーブランド・キャバリアーズ]がその様子をSNSに投稿)、その関係性の深さについては言うまでもない。
そのフライにとって、レブロンは史上最高のプレーヤーのようで、度々議題になる“レブロン・ジェームズ対マイケル・ジョーダン論”では、親友に一票を投じている。
フライは自身のPodcastsチャンネル『Talkin’ Blazers with Channing Frye』のエピソード(5月15日配信)で「隠すつもりはないけど、俺はジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)のファンじゃなかった。フェニックスファンだし、チャールズ・バークリー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)やケビン・ジョンソン(元フェニックス・サンズほか)が俺のヒーローだった」と、“アンチ”ジョーダンを公言。そして「みんなビックリするかもしれないけど、俺の歴代ベストプレーヤーリストにジョーダンが名を連ねたことはない。俺にとってはいつだって、ジョーダンよりレブロンが上だね」と続け、全面的にレブロンを支持した。
さらに、フライは“レブロン>ジョーダン”の理由を説明し、ジョーダンの仕事は「一元的なもの」と言い放ち、『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』で記録されているジョーダンのチームへの接し方を非難した。
「彼(ジョーダン)には、一つしか仕事がなかった。ただスコアするだけだ。それをとんでもない次元で実行したんだ。でも、俺は当時のジョーダンの勝利の方程式が現代にも当てはまるとは思わない。現役選手は彼とプレーしたいと思わないだろう」
レブロンは総得点でジョーダンを抜き、リバウンドやアシスト数はジョーダンを大きく上回っている。しかし、レブロンが3つのチャンピオンリングを獲得しているのに対して、ジョーダンは6度も頂点に輝き、MVPの獲得回数もレブロン以上であることから、比較論の意見は常に二分。ただ、ことフライにとっては、神様よりも王様の方が優れているようだ。