大学時代のチームメート、カズンズの獲得を望むウォール
今シーズンは左アキレス腱の断裂から復帰を目指してきたワシントン・ウィザーズのジョン・ウォール。ここまで順調に回復をしてきており、練習ではダンクを叩き込むなど、2010年NBAドラフト全体1位の彼は復活に向けて大きく前進している。
ただし今シーズン中の復帰をウォール本人は否定しており、『The Kevin Sheehan Show』に出演した際、チームメートたちとケミストリーが構築されていないことが主な理由だと明かした。そのため彼の復帰戦は2020-21シーズンまでお預けということになる。
5回のオールスター選出という実績があるウォールが来季に完全復活を果たせば、今季キャリアハイのパフォーマンスを続けるブラッドリー・ビール、そしてルーキーでありながら活躍してきた八村塁というメンバーがコートにそろう。だが『The Undefeated』にビデオ通話で出演したウォールは、現在のメンバーに加えて、ケンタッキー大学時代のチームメートだったデマーカス・カズンズ(フリーエージェント)の加入を望んでいるという。
現在球団側にカズンズ獲得を推し進めているというウォールは、「カズンズとの契約については(チームに)訴え続けている。5年間くらいはそうしてきたよ。今すぐにでも彼とは契約してほしい」とコメント。「でも僕としては、『なあ兄弟、どうか賢明に、そして自分に関わるすべての人たちに自分ができることを証明するためにも、健康のために時間を費やしてくれ』という感じだね」と、現在は左膝前十字靭帯断裂の大ケガから復帰を目指すカズンズについて言及した。
去年の夏にカズンズはロサンゼルス・レイカーズと契約を交わすも、レイカーズがマーキーフ・モリスと契約するため、そのロースター確保のために解雇された。その後はレイカーズが今季終了後に再契約を検討し、マイアミ・ヒートが彼の獲得に関心を示しているとされ、依然としてカズンズを狙う球団は複数存在する。「彼にはリハビリに集中してもらいたいし、かつての“ブギー”に戻ってほしいと思う」とウォールはコメントしたが、果たしてかつての戦友と再びチームメートになるシナリオは訪れるのだろうか。