2020.06.15

ブラッドリー・ビール「俺はフロアの中でベストプレーヤーなんだという考えになった」

ウィザーズの大エースへと進化したビール[写真]=Getty Images
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「俺のパフォーマンスは持続できるものだと思ってる。あとはフリースローラインにもっと多く立って、自分のゲームを広げていくことだと感じてる」

 NBAは現在、7月31日(現地時間30日、日付は以下同)からフロリダ州オーランドでスタートする今季の“第二幕”に向けて、NBA選手会と話し合いを持ちながら動いている。

 新型コロナウイルスの感染リスクや、現在アメリカで大きな話題となっている人種差別問題について選手たちが意見を発信する中、ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは今季プレーしたことで得た自信について語っていた。

 6月13日に『The Athletic』へ掲載された記事の中で、ビールはウィザーズの番記者を務めるフレッド・キャッツへ「正直な話、俺はゲームに対する考え方が変わったんだ。プレーしている限り、俺はもっともっとアグレッシブにいこうとね。そしてフロアの中で俺はベストプレーヤーなんだという考えになったのさ」とコメント。

 キャリア8年目のシューティングガードは、3年連続のオールスター選出とはいかなかったものの、ジョン・ウォール不在のウィザーズで大車輪の働きを見せてけん引。リーグ2位の平均30.5得点に加えてキャリアハイの6.1アシストをマークし、年明け以降には、21試合連続で25得点以上を挙げるなどスコアラーとしてひと皮むけた。

 イースト9位のウィザーズ(24勝40敗/勝率37.5パーセント)は、プレーオフ進出をかけて7位のブルックリン・ネッツ(30勝34敗/勝率46.9パーセント)、8位のオーランド・マジック(30勝35敗/勝率46.2パーセント)を6.0ゲーム差で追いかけている。

 シーズン再開後もウォールはプレーしないため、ウィザーズはビールに次いでダービス・ベルターンス、八村塁が2、3番手のスコアラーとなる。それは対戦相手からすると、ビールへ終始厳しいマークを徹底すれば、ウィザーズはやっかいな相手にはならないと見ていると言ってもいい状況。

 だがビールは「俺のパフォーマンスは持続できるものだと思ってる。これまで以上にコートを走り回る必要はないからね。点を取りに行くだけさ。あとはファウルをもらってフリースローラインにもっと多く立って、さらに自分のゲームを広げていくことだと感じてる」と意に介さない。

 そして「リムへのアタックを繰り返し、ダンクをしていくこと。それがさらに得点するチャンスを与えるだろうし、(チームメートへの得点機会も)クリエイトできるさ」と自信を見せた。

 ウィザーズがプレーオフに滑り込むためには、ベルターンスや八村に加え、トーマス・ブライアントやシャバズ・ネイピアー、ジェローム・ロビンソンらがステップアップしなければならない。

 だがそのための前提として、ビールが高精度なショットで得点を量産しつつ、チームメートたちへおぜん立てすることも求められる。ビールがウィザーズの絶対的な得点源であることは、リーグどころか世界中のバスケットボールファンが認識しているだけに、その状況下でビールがどんなパフォーマンスを見せてくれるのかは興味深いところだ。