3月10日(現地時間9日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズは、昨季メンフィス・グリズリーズでプレーしたジョアキム・ノアと10日間契約を結んだ。
ところが、NBAは新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく、13日からレギュラーシーズンを中断することを発表。ノアはクリッパーズで1試合も出場することなく、中断期間を迎えていた。
あれから約3か月。ウェスタン・カンファレンス2位の44勝20敗(勝率68.8パーセント)を記録しているクリッパーズは、7月31日からフロリダ州オーランドで始まる今季の“第二幕”への参戦が決定。
6月21日にリーグの情報筋から得たものとして、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、クリッパーズが来週ノアと今季終了までの契約を結ぶ計画だと報じた。10日間契約を結んでいる選手たちは、24日に満了を迎えるという。
カワイ・レナード、ポール・ジョージ、ルー・ウィリアムズ、モントレズ・ハレルという実力者を多数抱えるクリッパーズは、今季の優勝候補の一角。ノアは先発センターのイビツァ・ズバッツやハレルのバックアップを務めることが予想されている。
シカゴ・ブルズ在籍時の2014年に最優秀守備選手賞(DPOY)を獲得したノアは、211センチ104キロのディフェンスに定評のあるビッグマン。NBAキャリア12年はクリッパーズの選手たちの中ではウィリアムズ(14年)に次ぐ長さを誇り、60試合のプレーオフ出場経験は覇権奪取に向けて大きな助けになりそうだ。