「俺たちはディフェンス面の戦術を48分間、あるいは彼らがコートにいる時間帯で遂行しなければならない。今夜は最高の仕事ができたと思うね」とレブロン
8月21日(現地時間20日、日付は以下同)。ウェスタン・カンファレンス第1シードのロサンゼルス・レイカーズ(1敗)と同8位のポートランド・トレイルブレイザーズ(1勝)によるプレーオフ ファーストラウンド第2戦が行なわれた。
「もちろん、我々にとって重要な試合となった。彼らのことをものすごくリスペクトしている。我々は今後もこのシリーズで今夜のような戦いをしていかなければならない」。
試合後にレイカーズのフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)が明かしたように、レイカーズは序盤からブレイザーズが誇るバックコートデュオ(デイミアン・リラード、CJ・マッカラム)に対してダブルチームを敷くなどタフなディフェンスを仕掛けて主導権を握り、終わってみれば111-88で快勝。レイカーズにとっては2012年以来初となるプレーオフの勝利となった。
この試合でレイカーズはアンソニー・デイビスがいずれもゲームハイとなる31得点11リバウンドとチームをけん引。「俺はただ、この試合でアグレッシブにプレーしてコートの両エンドでチームを助けることができるようにしたんだ。何があろうとチームを勝利へと導かなければならないという気持ちだった」とブレイザーズ相手に大活躍を見せた。
レイカーズではデイビスのほか、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが4本の3ポイント成功を含む16得点、JR・スミスが11得点、レブロン・ジェームズが10得点6リバウンド7アシスト2スティール、ジャベール・マギーが10得点8リバウンド3アシストをマーク。
対するブレイザーズはリラードが18得点、マッカラムが13得点、アンファニー・サイモンズが11得点を残すも、2ケタ得点はこの3選手のみで、レイカーズのディフェンスの前に今季最少得点と自慢のオフェンスが沈黙。
第3クォーター終盤にはリラードが左手の人差し指を脱臼するアクシデントに見舞われたものの、「ただの痛みだ。ちょっと手触りが柔らかく感じるだけ。脱臼したんだ。ちょっと痛むし、ちょっとばかしむくんでる。快適ではない」と話しつつ、23日に行なわれる第3戦にも出場する意向を明言している。
レイカーズの勝利によってシリーズは1勝1敗。レブロンはリラードとマッカラムを計31得点に抑えたことをこう振り返っている。
「相手はプレッシャーの中で生き抜いているチーム。プレッシャーがかかる中で成功を収めてきたし、ずっと生き抜いてきたんだ。失敗は許されない。俺たちはディフェンス面の戦術を48分間、あるいは彼らがコートに立っている時間帯で遂行しなければならない。今夜は最高の仕事ができたと思うね」。
それに対し、リラードは「リラックスなんてできやしないさ。相手は俺たちよりもハードなプレーを見せていた。この試合は彼らの日だったということ。オフェンス面で俺たちがいいプレーをできなかったことも手助けしたのさ」と口にした。
リーグでも指折りのリーダー(レブロンとリラード)が君臨する両チームのシリーズは、今後も激しい戦いが続くことになりそうだ。