プレーオフでも活躍を続けるドンチッチについてデュラントが言及「彼は悩みの種だ」

驚異的な活躍を続けるドンチッチについてデュラントが口を開いた[写真]=Getty Images

「まだ若いのに、彼は多くのことを乗り越えている。スマートで、磨き上げられたスキルを持った珍しい選手だ」とデュラントがコメント

 ダラス・マーベリックスが誇る21歳の神童ルカ・ドンチッチは、新人王に選ばれた昨季からさらに成長を遂げ、今季はリーグトップのトリプルダブル(17回)をマーク。

 ロサンゼルス・クリッパーズとのプレーオフでもここまで平均29.6得点10.0リバウンド8.6アシスト1.2スティールと平均トリプルダブル級の驚異的な成績を残してマブスをけん引。プレーオフデビュー戦でNBA史上最多の42得点、第4戦では43得点17リバウンド13アシストの超絶トリプルダブルに加え、延長で劇的なブザービーターを沈めるなど強烈なインパクトを放っている。

プレーオフでも堂々たるプレーでマブスをけん引するドンチッチ(右)[写真]=Getty Images

 そんな21歳のドンチッチについて、リーグ屈指の実力者ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)が口を開いた。先日公開されたリッチ・クレイマン(デュラントのビジネスパートナー)のポッドキャスト番組「The Boardroom」に出演したデュラントはこう話している。

「彼はもうスターとしての地位を確立したと思う。彼は自分が何者なのか、(コートで)どのようにしてプレーしたいのか、一歩先で何が起こるのかを分かってるんだ。まだ若いのに、彼は多くのことを乗り越えている。スマートで、磨き上げられたスキルを持った珍しい選手だ」。

 デュラントは昨年のNBAファイナルでアキレス腱を断裂したため今季を全休。ゴールデンステイト・ウォリアーズに在籍していた昨季、ドンチッチ擁するマブスと4度対決して2勝2敗だったものの、今季のドンチッチのプレーには目を見張るものがあるようだ。

 クレイマンから「つまり、君にとってルカ・ドンチッチは…」と聞かれると、デュラントは「問題だ」と返答。そして笑いながら「悩みの種だね」とコメント。

 ネッツはトロント・ラプターズの前にプレーオフ ファーストラウンドで4連敗を喫して今季を終了。だが来季はデュラント、カイリー・アービングがケガから完全復活して戦列復帰するため、イーストの覇権争い、そしてリーグの優勝争いにも絡んでくることが期待されている。

 デュラントはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/平均27.07得点)に次ぐ現役2位、歴代でも6位に入るキャリア平均27.02得点を誇るリーグ屈指のスコアラー。来季再びコートに立ち、リーグ有数の万能戦士となったドンチッチに対して、どのようなマッチアップを繰り広げるのか。まだまだ先になりそうだが、楽しみに待ちたいところだ。

昨季デュラント(左)はウォリアーズの一員としてドンチッチ(右)率いるマブスと対戦した[写真]=Getty Images

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