【NBAプレーオフ11日目】クリッパーズが準決勝進出決定、ジャズvsナゲッツの決着は運命の第7戦へ

レナード擁するクリッパーズが準決勝進出を果たした[写真]=Getty Images

 8月31日(現地時間30日)、「NBAプレーオフ2020」の11日目が行われた。

 ウェスタン・カンファレンス2位のロサンゼルス・クリッパーズは、同7位のダラス・マーベリックスと対戦。ここまでの戦績を3勝2敗とし、勝ち抜けまであと1勝に迫ったクリッパーズ。第1クォーターこそ29-34と5点ビハインドを背負うも、第2クォーターには逆転し、57-51で試合を折り返す。後半もじりじりとリードを広げ、一時は23点差に。第4クォーター途中に6点差まで追い上げられるも最後は突き放し、最終スコア111-97で試合終了。エースのカワイ・レナードが34得点14リバウンドと躍動したクリッパーズが、準決勝進出を決めた。一方、マーべリックスはルカ・ドンチッチが38得点9リバウンド9アシストと気を吐いたが、1回戦敗退を喫することとなった。

 同3位のデンバー・ナゲッツと同6位のユタ・ジャズの一戦は、ここまで2勝3敗と後のないナゲッツが30-36と劣勢で第1クォーターを終える。しかし、ジャマール・マレーを中心に得点を重ねて第2クォーターで逆転に成功すると、続く第3クォーターも88-79とリードしたまま最終クォーターへ。最後の12分間は、マレーが4本の3ポイントを含む21得点と圧巻のパフォーマンスを披露。エースの活躍によりナゲッツが119-107で勝利をおさめ、3-3とシリーズをタイに戻した。マレーはこの試合で50得点を記録、一方ジャズのドノバン・ミッチェルも44得点を挙げており、9月2日の第7戦も両エースの働きぶりに注目が集まる。

50得点を挙げたマレーの活躍もあり、ナゲッツがシリーズをタイに戻した[写真]=Getty Images

 イースト・カンファレンスでは、1回戦をともに4連勝で突破したボストン・セルティックスとトロント・ラプターズが準決勝第1戦を実施した。試合は序盤からセルティックスのペースで進み、第1クォーター終了時点で39-23と16点のリード。その後も反撃を許さず、59-42と17点差で試合を折り返す。後半も主導権を握り続け、一度もリードを許さないまま112-94でタイムアップ。ジェイソン・テイタムが21得点9リバウンド、ケンバ・ウォーカーが18得点10アシストを記録したセルティックスが、圧倒的な試合内容で準決勝初戦を制した。
 
【試合結果】
〇1回戦
ダラス・マーベリックス 97-111 ロサンゼルス・クリッパーズ
ユタ・ジャズ 107-119 デンバー・ナゲッツ

〇準決勝
ボストン・セルティックス 112-94 トロント・ラプターズ

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