【NBAプレーオフ13日目】ナゲッツがジャズとの大接戦を制して1回戦突破、準決勝ではセルティックスが2連勝

試合後、抱擁を交わしたマレーとミッチェル[写真]=Getty Images

 9月2日(現地時間9月1日)、「NBAプレーオフ2020」の13日目が行われた。

 ここまで3-3で第7戦までもつれ込んだ、デンバー・ナゲッツとユタ・ジャズによるウェスタン・カンファレンスのプレーオフ1回戦。雌雄が決するこの試合、前半は二コラ・ヨキッチが13得点上げるなど活躍したナゲッツが50-36とリードして試合を折り返す。

 しかし、第3クォーターはジャズが追い上げる展開。ドノバン・ミッチェルが12分間で13得点を積み上げるなどして、65-60と点差を5点にまで詰めて最終クォーターを迎える。第4クォーターでは試合時間残り8分39秒時点でジャズが逆転に成功し、その後しばらくリードを保つ。

 それでも、残り3分59秒にヨキッチの得点で再逆転を果たしたナゲッツは、ジャマール・マレーの連続得点などもあり、終盤を優位な展開で進めた。80-78というスコアで迎えたジャズの最後の攻撃、マイク・コンリーが放った3ポイントはリングに嫌われ、ネットを揺らせず。そのまま試合は終了し、ナゲッツがロサンゼルス・クリッパーズの待つ準決勝へ駒を進めた。

 ナゲッツは、過去3試合で平均47.3得点を記録していたマレーがこの日は17得点にとどまったものの、ヨキッチが30得点14リバウンドとチームをけん引した。一方のジャズも、過去3試合で平均41.7得点のミッチェルは22得点、ルディ・ゴベアが19得点18リバウンドと気を吐いたが、紙一重で準決勝進出を逃す結果となった。

怒涛の3ポイントで逆転の立役者となったスマート[写真]=Getty Images

 一方、イースタン・カンファレンスではボストン・セルティックスとトロント・ラプターズによる準決勝第2戦が行われた。第1戦ではセルティックスが先勝、第2戦は前半終了時点で2点差と、接戦で試合が進行した。

 後半に入り、抜け出すことに成功したのはラプターズ。OG・アヌノビーらの得点で一時点差を2ケタまで開かせる、セルティックスもジェイソン・テイタムを中心に何とかくらいつくも、70-78とラプターズの8点リードで最後の12分へ。

 最終クォーターに入ると、セルティックスはマーカス・スマートが3ポイントを続けざまに4本、さらにファールを受けながらもう1本沈め、与えられたフリースローも決める4点プレーでわずか3分の間に16得点をマーク。チームとしても、試合時間残り7分55秒で86-85と逆転に成功する。その後はケンバ・ウォーカーらが着実に得点を重ね、一度もリードを明け渡すことなくタイムアップ。102-99でセルティックスが2連勝を果たした。

 セルティックスはテイタムが34得点8リバウンド、スマートが19得点を記録。ラプターズは20得点のアヌノビーをはじめ5選手が2ケタ得点を記録するも、第1戦のリベンジを果たすには一歩及ばなかった。

【試合結果】
〇1回戦
ユタ・ジャズ 78-80 デンバー・ナゲッツ

〇準決勝
ボストン・セルティックス 102-99 トロント・ラプターズ

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