【NBAプレーオフ15日目】クリッパーズが23点差でナゲッツに先勝! ラプターズは劇的弾でシリーズ初勝利

レナード擁するクリッパーズが23点差で勝利を収めた[写真]=Getty Images

 9月4日、「NBAプレーオフ2020」の15日目が行われた。

 ウェスタン・カンファレンスでは、ロサンゼルス・クリッパーズとデンバー・ナゲッツによる準決勝第1戦が実施された。試合は第1クォーターこそ31-31と同点に終わるも、第2クォーターはクリッパーズがナゲッツの得点を20点に抑え、69-51と一気にリードを広げた。

 続く第3クォーターは互いにロースコアな展開となるも、カワイ・レナードを中心に着実に得点を積み重ねたクリッパーズが91-67とさらにリードを広げることに。最終クォーターも流れは変わらず、なかなか点差が詰まらないまま試合は進行。結局、最終スコア120-97でタイムアップとなり、クリッパーズが23点差でナゲッツに先勝した。

 クリッパーズはレナードが29得点とチームをけん引し、ポール・ジョージが19得点、マーカス・モリスが18得点と追従。一方のナゲッツはニコラ・ヨキッチが15得点、ユタ・ジャズとの1回戦で躍動したジャマール・マレーも12得点とスコアを伸ばせず、大差で敗れることとなった。

劇的勝利に沸くラプターズ[写真]=Getty Images

 イースタン・カンファレンスでは、トロント・ラプターズとボストン・セルティックスが準決勝第3戦を実施。ここまで0勝2敗と苦しい状況のラプターズは、この日も前半を終えて47-57と劣勢を強いられる。

 しかし、後半はランプターズが巻き返す展開となり、パスカル・シアカムやフレッド・バンブリートらの得点で第3クォーター途中に逆転。その後再逆転を許すも、76-80と4点差で最終クォーターに突入した。最後の12分間は、開始直後にバンブリートの連続3ポイントでラプターズが勝ち越し。対するセルティックスも、試合時間残り8分43秒にケンバ・ウォーカーの得点で再びリードを奪うと、そこからは追いつ追われつの接戦に。

 そして試合時間残り0.5秒、101-103とセルティックスの2点リードで迎えたラプターズ最後の攻撃。OG・アヌノビーが逆転ブザービーターとなる3ポイントを決め、104-103と勝ち越したラプターズが劇的な逆転勝利。シリーズを1勝2敗とした。

【試合結果】
〇準決勝
ロサンゼルス・クリッパーズ 120−97 デンバー・ナゲッツ
ボストン・セルティックス 103-104 トロント・ラプターズ

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