歴代屈指の名司令塔、スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)を新たな指揮官に据えたブルックリン・ネッツは、2019-20シーズン途中から暫定ヘッドコーチ(HC)を務めていたジャック・ボーンをコーチングスタッフとして残したものの、現時点ではアシスタントコーチ(AC)陣は発表されていない。
ナッシュ新HCはダラス・マーベリックス時代のチームメートで親友でもあるダーク・ノビツキーをコーチングスタッフに勧誘したものの、ノビツキーはこれを拒否。来季の開幕は早くても来年1月と報じられているため、まだ時間はあるものの、ドラフトやフリーエージェント(FA)戦線を前にAC陣を決めておきたいところ。
そんな中、10月15日(現地時間14日)に『The Athletic』のフランク・アイソラ記者は情報筋から得たものとして、マイク・ダントーニとフィル・ハンディがネッツのコーチングスタッフへ仲間入りする可能性があると報じた。
ダントーニは19-20シーズンまで4シーズン、ヒューストン・ロケッツでHCを務めており、サンズとロサンゼルス・レイカーズで計6シーズン、現役時代のナッシュを指揮していた実績を持つ。
ハンディはACとしてクリーブランド・キャバリアーズ(16年)、トロント・ラプターズ(19年)、レイカーズ(20年)と、チャンピオンシップを勝ち取ったチームに所属。選手育成という点でも定評があり、スター選手たちからの人望も厚い。
もしナッシュHCの周囲にボーンだけでなくダントーニ、ハンディも加われば、チャンピオンシップ獲得を狙ううえで頼もしい陣容になることは間違いない。