デイビス残留のカギとしてレブロンの存在を挙げたマジック、番組内ではドンチッチのレイカーズ入りも勧誘?
10月13日(現地時間12日、日付は以下同)。『ESPN』の番組「First Take」にロサンゼルス・レイカーズのレジェンド、アービン“マジック”ジョンソンが出演した。
昨年4月までレイカーズのバスケットボール運営部門代表を務めていたマジックは、今季レブロン・ジェームズ、ADことアンソニー・デイビスを中心とした布陣でフランチャイズ史上17度目の優勝を飾ったチームを祝福。
デイビスは来季の年俸が約2875万ドル(約30億1875万円)と超高額なのだが、契約はプレーヤーオプションとなっており、これを破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)になることができる。
優勝を決めた後に行なわれた会見でも、デイビスは「残留する」と明言することはなく、「何も考えてないんだ。エージェント(代理人)と話すことにする」としか話しておらず、来季の去就は微妙。
レイカーズにとって有利なのは、今季チームが優勝したこと。そしてデイビスの代理人がレブロンと同じく『Klutch Sports』のリッチ・ポールだということ。「コートでレガシーを残したい」と語ってきたデイビスにとって、レイカーズに残留することは最も勝利できる環境と言えるだけに、再契約するのではないか、というのが大方の予想だ。
マジックも「彼とレブロンが来シーズンもいるのなら、連覇することができるかもね」と切り出し、こう続けた。
「彼はこのチームを離れたくないはずだ。レブロン・ジェームズのような男とプレーできなければ、ニューオーリンズ(ペリカンズ)の時のようなことがアンソニー・デイビスに起こる。あの2人は互いに向上していくことができる。それに大事なこととして、レブロンが引退した時、レイカーズは彼のチームとなる。そこで5、6回のチャンピオンシップを獲得すべく、チームを率いていくことになるからね」。
さらにマジックは、お気に入りの選手であるルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)について「ルカがレイカーズにやって来たら最高だね」とコメント。ドンチッチは21-22シーズンの契約がチームオプションではあるものの、マブスはリーグの至宝と早々にマックス額で延長契約を結ぶことが容易に想像できるため、これはさすがに非現実的。
もっとも、勝利を重ねて複数回の優勝を飾りたいデイビスにとって、来季以降もレイカーズに残留することはメリットでしかないはず。もしプレーヤーオプションを行使して来季終了後にFAになることを決断したとしても、レイカーズでプレーすることは、現時点で最もレガシーを残すことができる環境と言っていいのではないだろうか。